【PGA】松山英樹、“トップ10入り3回に優勝”と相性の良い「帝王の庭」で9年ぶり制覇なるか ザ・メモリアルトーナメント | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【PGA】松山英樹、“トップ10入り3回に優勝”と相性の良い「帝王の庭」で9年ぶり制覇なるか ザ・メモリアルトーナメント

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【PGA】松山英樹、“トップ10入り3回に優勝”と相性の良い「帝王の庭」で9年ぶり制覇なるか ザ・メモリアルトーナメント
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PGAツアー「ザ・メモリアルトーナメント」がミュアフィールドビレッジゴルフクラブ(オハイオ州/7571ヤード、パー72)で、6月1日に開幕する。

本大会は、2週間後に控えたメジャー第3戦「全米オープン」の前哨戦として、毎年トッププロたちが集結する。

今年もスコッティ・シェフラー(アメリカ)、ジョン・ラーム(スペイン)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)といった世界ランクトップ3の選手をはじめ、多くの実力者が参戦。日本からは、2014年に本トーナメントを制した松山英樹と、昨年の賞金王、比嘉一貴の2名が出場を予定している。

特に松山は14年から同大会に出場し、優勝1回、トップ10入り3回、トップ25が4回、予選落ちは2回と相性も良い。今年はどのような活躍を見せてくれるのか。

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■高いショット精度が求められる帝王の庭

会場となるミュアフィールドビレッジGCは別名「帝王の庭」とも称され、グリーン手前やコースに沿って流れるクリーク、距離感を狂わせるガードバンカーなど、設計者であるジャック・ニクラウスの罠が多数見受けられる。

この罠の影響か、ミュアフィールドビレッジGCはツアーでもトップ10に入る難易度を誇る。昨年のコース別スタッツでは、平均スコアは73.064(8位)とトッププロがラウンドしてもオーバーパーになる可能性が高いことを示している。

その中でもパー3の難易度が高い。1976年から2019年までに開催された本大会中のコース別平均スコアでは、パー3が3.1365、パー4が4.1302、パー5が4.7735。特に本コースの12番ホールは、マスターズの舞台であるオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブの12番とレイアウトが似ており、何人もの選手が手前の池にボールを落としている。ショートホールではパーで切り抜けられれば御の字といったところか。

今季松山のスタッツを見ると、各ショットの貢献度を測るストローク・ゲインド(SG)では主にパット以外で安定した成績を残している。

ティーショットからグリーンオンまでのショット貢献度を測る「SG:ティー・トゥ・グリーン」は現在22位(1.000)。その中でもパー3でのショット精度などを測る「SG:アプローチ」では38位(0.402)と全体的にショットは良好。

特に175ヤードから200ヤードのショット精度は16位と、アイアンショットのキレも戻ってきている。またグリーンを外した場合のリカバリー率も67.27%(4位)と今季は良く、大崩れしない堅実なゴルフを続けている。

ショット力の高い松山であれば難コースミュアフィールドビレッジGCとの相性も悪くはない。14年以来の優勝となるか活躍に注目したい。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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