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東北楽天ゴールデンイーグルス対千葉ロッテマリーンズの3連戦が楽天モバイルパークで行われる。
楽天はここまで15勝21敗1分の最下位。対するロッテは、前カードのオリックス3連戦を2勝1分けで首位奪取に成功し、ここまで21勝14敗2分け。今季の対戦成績でロッテが3勝2敗とリードする中での対戦となる。
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■どちらが“相性の良さ”を発揮できるか
楽天での期待は、山﨑剛だ。
プロ6年目の今季、開幕からショートの定位置を掴み、ここまで37試合に出場し、打率.252、2本塁打、10打点で7盗塁をマーク。当初は下位打線に座っていたが、徐々に1番での起用も増え、目下4試合連続「1番ショート」で出場し、16日のソフトバンク戦では今季2号本塁打も放った。今季のロッテ戦は5試合で打率.400をマーク。最下位脱出へのキーマンになる。
一方、ロッテで注目したいのが、安田尚憲だ。
プロ6年目の今季、ここまで32試合に出場して打率.275、2本塁打、9打点。ドラフト1位入団のスラッガーとしては物足りなさがあるが、直近5試合は全試合でヒットを放ち、19打数7安打の打率.368の好成績を残している。さらに推したい理由が、楽天との相性の良さ。昨季の楽天戦(20試合)で打率.355、3本塁打、11打点をマークすると、今季の楽天戦5試合でも打率.400、1本塁打、4打点と当たっている。
現状、首位と最下位の対戦となるが、両チームのゲーム差は6.5と、まだまだ十分に逆転可能な距離にある。その中で「山﨑 vs. 安田」、どちらが“相性の良さ”を発揮できるかに注目だ。
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提供●Baseball Times