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東京ドームで読売ジャイアンツ対東京ヤクルト・スワローズの3連戦が行われる。
前回の神宮3連戦では巨人が2勝1敗で勝ち越しに成功。今季ここまで巨人は11勝14敗の5位、ヤクルトは11勝13敗1分の4位。どちらが先にBクラスから抜け出すことができるだろうか。
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■絶好調の中田翔
巨人の注目は、移籍3年目の中田翔だ。
開幕2試合連続本塁打の好発進を決めた今季、その後も岡本和真の後を打つ「5番ファースト」として存在感を示し、ここまで25試合で打率.290、6本塁打、14打点で、目下、本塁打と打点のリーグ二冠。先週も5試合で打率.450、1本塁打、3打点と絶好調で、今カードでも期待が高い。前回のヤクルト3連戦は打率.083(12打数1安打)、本塁打も、打点なしだっただけに、その借りを本拠地で返したいところだ。
一方のヤクルトも「5番ファースト」を打つことの多いオスナに期待。
昨季、通算打率.272、20本塁打、74打点の好成績を残した助っ人は、巨人戦で打率.300、5本塁打、20打点の好相性を誇った。
今季はここまで25試合で打率.267、4本塁打、9打点とまずまずの成績。前回の巨人3連戦は、不動の4番・村上宗隆の後の5番に座り、打率.273(11打数3安打)、1本塁打、3打点。今カードでさらにその数字を上げたい。
両チームともここまで借金生活。その中でポイントゲッターとなる5番打者の働きは大きな意味を持つ。「中田 vs. オスナ」のどちらのバットが火を吹くか。勝負を決する一打が出そうだ。
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提供●Baseball Times