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ここまで6勝14敗で最下位に沈む北海道日本ハムファイターズが、11勝8敗の2位タイのオリックス・バファローズを本拠地エスコンフィールドで迎え撃つ2連戦。その初戦となる25日、注目の“侍ジャパン対決”が実現する。
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■伊藤大海は今季初勝利なるか
日本ハムの先発は伊藤大海。
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侍ジャパンでも好投した日本ハム伊藤大海(C)Getty Images
今季3試合に先発して勝ち星なしの2敗、防御率4.08。シーズン初登板だった5日のロッテ戦こそ5回3安打無失点の好投も、続く同12日のソフトバンク戦は6回2/3を8安打5失点、同19日のロッテ戦も6回を5安打4失点で負け投手となった。
チームの調子も上がらない状況ではあるが、昨季3試合登板で防御率0.82(2勝1敗)と抑え込んだオリックス打線を相手に今季初勝利を掴みたいところだ。
■宮城は約2年ぶり日本ハム戦勝利を狙う
対するオリックスの先発は宮城大弥。
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侍ジャパンでも活躍したオリックス・宮城大弥(C)Getty Images
伊藤とは対照的に、今季2試合に先発して2勝負けなしの防御率0.66。
7日の日本ハム戦で6回を1安打無失点の快投を演じると、同16日のロッテ戦でも7回2/3を3安打1失点の好投。今回の登板で6回1/3以上を投げれば規定投球回に到達し、佐々木朗希(ロッテ)に次ぐ防御率リーグ2位にランクインする可能性がある。昨季の日本ハム戦は2試合で防御率3.00の勝敗なし。2021年5月11日以来の日本ハム戦勝利を狙う。
ともに侍ジャパンの一員としてWBCでの世界一を経験。1997年生まれでプロ3年目の伊藤、2001年生まれでプロ4年目の宮城。学年、プロ年数も異なるが、2021年にはハイレベルな新人王争いをしたライバルでもある(宮城が新人王を受賞)。どちらが4月最終週のマウンドを白星で締めくくるのか。「伊藤 vs. 宮城」の侍対決から目が離せない。
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提供●Baseball Times