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ボートレース平和島のヴィーナスシリーズ第2戦は20日、優勝戦が行われる。
3号艇で出走予定の大山千広は当地初優出。前節徳山でも3号艇から優勝を飾っており、赤い勝負服から2節連続Vに注目が集まる。
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■安定感抜群のスタート力 レース作る大山
平和島優勝戦12R(締切予定時刻16:35)の出走予定は以下の通り。
(1)廣中智紗衣(2)細川裕子 F1(3)大山千広(4)浜田亜理沙(5)金田幸子(6)平田さやか
※Fはフライング数
(1)廣中はシリーズリーダーとしてレースを引っ張ってきた。今節1号艇は3回乗っており、すべて快勝。4回目となるイン戦は、スタートと1マークに集中するのみ。(2)細川はスタートがコンマ20台や0台などスタート勘にムラがある。使用している70号機は前節、野中一平が優出を果たしたが舟足はイマイチ。細川本人も前日のコメントでは「仕上がりは最悪だった」と評価するなど調整に苦戦している。
(3)大山は今節、コンマ10付近の安定したスタート力を見せてきた。廣中、細川は平均ST(スタートタイミング)がコンマ10後半から20台と遅いので、大山のまくり切りに期待したい。準優後、「行き足、伸びが欲しい」と語っていただけに、直前気配は要チェックだ。ダッシュ勢となる(4)浜田、(5)金田、(6)平田の機力は中堅クラスの仕上がり。なかでも浜田は、2節前蒲郡で4号艇・4コースから差して優勝している。大山がスタートから攻めれば、展開を突いた差し切りの穴目も押さえておいて良さそうだ。
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文●舟橋廉(SPREAD編集部)