【MLB】吉田正尚の第1号に「パワーで打つことができる」とグリーンモンスター越えをレ軍主砲も称賛 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】吉田正尚の第1号に「パワーで打つことができる」とグリーンモンスター越えをレ軍主砲も称賛

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【MLB】吉田正尚の第1号に「パワーで打つことができる」とグリーンモンスター越えをレ軍主砲も称賛
  • 【MLB】吉田正尚の第1号に「パワーで打つことができる」とグリーンモンスター越えをレ軍主砲も称賛

ボストン・レッドソックス吉田正尚が3日(日本時間4日)、本拠地でのピッツバーグ・パイレーツ戦に「4番・左翼」で先発出場し、第1打席にメジャー初本塁打を放った。

この日は4打数1安打2打点で、打率は.294となった。チームは乱打戦の末、6-7で敗れた。米複数メディアが試合の様子を伝えている。

◆【実際の映像】吉田正尚のメジャー第1号は逆方向グリーンモンスター越え

■「良い感覚でスイングできた」

待望のメジャー1号は、ド派手なグリーンモンスター越えだった。1-3の1回1死二塁で迎えた吉田の第1打席。右腕ヨハン・オビエドが投じた96マイル(約154キロ)の直球を強振すると、打球は逆方向にグングン伸びてフェンウェイ・パーク名物「グリーンモンスター」を越える同点2ランとなった。

高さ11.3メートルの巨大なフェンスを軽々突破した一撃は、打球速度104.6マイル(約168キロ)、飛距離390フィート(約119メートル)を記録。開幕4試合目、16打席目でメジャー1号を放った吉田は「逆方向だったけど、良い感覚でスイングできた。ファーストストライクをしっかり振り抜けて、いい角度で行ってくれた」と振り返りつつ、「チームメートがみんな興奮して祝ってくれた。とても幸せ」と喜びを口にした。

アレックス・コーラ監督は試合後、吉田の本塁打について「良いスイングだったね。我々は彼が逆方向に打てることは分かっている。彼は本当に良い打者だ」と称賛。チームの若き主砲ラファエル・デバースも「吉田の活躍はとても嬉しい。彼がどのような選手であるか、そして彼がパワーで打つことができる選手であることを知っている。吉田は何でもできるし、チームメートになり、一緒にプレーできることを嬉しく思っている」と話し、4番に座るルーキーを称えた。

■「言葉の壁など関係ない」

ディバースは続けて吉田との関係性についても言及。「彼とは良好な関係を築いている。まだ少しかもしれないけど、分かり合うことができた。言語の壁など関係ない。相手投手について話し、どんなボールを投げるのか、我々はどのように攻めればいいのかなど、いつもコミュニケーションを取ろうとしている。これが、私たちが一緒にうまくやっていることの1つだ」と明かした。

記念すべきホームランボールは、試合終了後も本人の手元に戻っておらず、吉田は「いつか戻ってくることを願っている」とし、手にしたファンから返却されることを期待した。ただ、「今日負けたこと、それはもっと残念なこと」とコメントし、ボールの行方より敗戦を悔やんだ。

同じ左打者の大谷翔平も流し打ちでグリーンモンスターを越えたことがあるが、吉田もパワーで負けないことを示した。ファンの期待は膨らむばかりだ。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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