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米プロバスケットボールNBAは30日(日本時間31日)、ブルックリン・ネッツ対ロサンゼルス・レイカーズ戦が行われ、八村塁移籍後としては初めて、今季2度目となる日本人対決が繰り広げられた。試合はネッツが121-104で圧勝、渡邊雄太に軍配が挙がった。
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■日本人ファン感無量 “胸アツ”の一戦
この日、レイカーズはレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、ネッツはケビン・デュラントというオールスター・メンバーが欠場、それだけに2人の活躍が期待された。
特に八村はフロントのビッグデュオが欠場という事情も手伝い今季、ウィザーズでの出場を含め、はじめてスターティング・メンバーに起用された。移籍後3戦目にして初スタメンとは、それだけチームの期待の現れだろう。
八村は27分出場し16得点、4リバウンド、1アシスト、3ポイントシュートこそ成功率50%だったが、フィールドゴール(FG)は46.2%とやや精度に欠け、フリースローは50%と波に乗り切れなかったとしていい。名門レイカーズのスターティング・フォワードに求められるは、さらなる得点力。特に主力欠場時には、その穴を埋める爆発力が必要だろう。及第点かもしれないが、もう一皮むけないとスタメン定着は厳しそうだ。
一方の渡邊は、21分出場で12得点、1リバウンド、FGは71.4%とその役割を果たした。
ともあれ日本のファンにとっては、日本人選手が名門レイカーズのスタメンとは、胸アツもの。ましてや、それを日本人対決として観戦できるとは、感無量としてもいいだろう。こんな対決が長く見られるように、2選手には今後、さらなる活躍により来季の契約を勝ち取ってほしいものだ。
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文●SPREAD編集部