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第70回・日経新春杯(GII、芝2200m)の枠順が13日、発表された。
前走・ジャパンCで勝ち馬と0秒1差の3着に入ったヴェルトライゼンデは2枠2番、前走・オールカマー3着のロバートソンキーは3枠3番、前走・グレイトフルSと昨年の京都新聞杯で2着に入ったヴェローナシチーは5枠8番、昨年の6着に入った菊花賞以来のレースとなるヤマニンゼストは1枠1番に入った。
ここでは過去10年、1~3月に中京芝2200mで開催された3勝クラス以上を条件にしたデータから、予想のヒントになる「枠順傾向」を分析していく。
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■3枠は人気以上の好走に警戒
ヴェルトライゼンデが入った2枠は【1.1.0.9】勝率9.1%、連対率・複勝率18.2%。昨年1番人気ステラヴェローチェが2着となったが、一昨年は5番人気のサンレイポケットが4着まで。今の中京芝は「外差し」傾向にあり、ヴェルトライゼンデは直線外に持ち出す必要がありそうだ。
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[中京芝2200m(1~3月)3勝クラス以上]過去10年の枠順傾向
ヴェローナシチーが入った5枠は【2.1.0.9】勝率16.7%、連対率・複勝率25.0%となっている。昨年、川田将雅騎手が騎乗した3番人気のヨーホーレイクが優勝。同騎手は今年の中京芝で【3.4.0.5】勝率25.0%、連対率・複勝率58.3%と相性がよく、連覇へ向けて好条件が揃った。
【0.2.3.6】の3枠にはロバートソンキーとハヤヤッコが入った。昨年は9番人気のヤシャマルが3着、一昨年は13番人気のミスマンマミーアが2着と2年連続で人気を上回る着順に好走しており、と2、3着止まりながら警戒すべき好枠と言える。
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文●SPREAD編集部