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第39回ホープフルS(GI、芝2000m)の枠順が26日、JRAより発表された。
本レースと同条件の葉牡丹賞を快勝したミッキーカプチーノは8枠18番、デビューから2連勝で東スポ杯2歳Sを制したガストリックは5枠10番、その東スポ杯2歳Sで3着のハーツコンチェルトは1枠2番、野路菊Sを圧勝したファントムシーフは1枠1番に入った。
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■8枠は勝率0%の「鬼門」
2012・13年は阪神芝2000m(ラジオNIKKEI杯2歳S)で施行されたため、ここでは番組編成前のオープン特別である中山芝2000mのホープフルSで抽出する。
ミッキーカプチーノが入った8枠は【0.1.1.21】で複勝率はわずか8.7%。2013年に2番人気のクラリティシチーが3着、17年に4番人気のジャンダルムが2着に健闘したが、14年には3番人気のティルナノーグが10着、16年には4番人気のコスモスが9着に惨敗。昨年も5番人気のアスクワイルドモアが10着に敗れるなど、上位人気の結果が振るわず、8枠は「鬼門」と言わざるをえない。
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[ホープフルS]過去10年の枠順傾向※2012・13年は中山芝2000mのホープフルS
ガストリックが入った5枠は【2.1.1.15】。GII時代には2014年に2番人気のシャイニングレイ、15年に3番人気のハートレーが優勝した。GI昇格後は、2017年に2番人気のルーカスが6着に敗れたが、19年には2番人気のワーケアが3着、昨年は4番人気のジャスティンパレスが2着と健闘している。隣の4枠が【2.2.3.13】の複勝率35.0%と高いが、平均人気は4枠の「6.3」に対し5枠は「7.3」。上位人気が入れば5枠も好走可能と見ていい。
ファントムシーフとハーツコンチェルトが入った1枠は【2.1.1.9】。2勝はオープン特別のホープフルSだが、GI昇格の2017年以降も【0.1.1.4】と2頭が好走、2018年に3番人気のニシノデイジーが3着、20年に3番人気のオーソクレースが2着と、3番人気以上で複勝率100%を誇る。
現在3年連続で馬券に絡んでいる2枠には、シーウィザードとセレンディピティが入った。GI昇格の2017年以降では【1.0.2.5】で複勝率トップの37.5%。2020年は4番人気のヨーホーレイクが3着、昨年は8番人気のラーグルフが3着と人気以上の結果を残している点は頼もしい。
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文●SPREAD編集部