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ワールドカップ2022カタール大会にてサッカー日本代表は27日、コスタリカに0ー1で惜敗した。これを受け、スペインの各メディアがそれぞれの論調で報じている。
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■スペイン、日本への勝利は必要条件
スペインのスポーツ紙『as』は、「日本代表の森保監督は、スペイン戦を前に、迷走している(Moriyasu desorienta a Japón antes de jugársela con España)」と報道。レアル・ソシエダ所属の久保建英を含めドイツ戦でプレーした選手の多くを、コスタリカ戦で起用しなかったことに関して「奇妙な判断だった」と表現している。
また、今回のワールドカップでの日本代表について「チームを構成する時点から、森保監督の決断に関して、日本国内でも疑問の声が上がっていた」と指摘、その一つがセルティック所属で得点源として期待された古橋亨梧を日本代表に加えなかったこととしている。
一方、スペイン公共放送の『RTVE』は「コスタリカ戦では、日本がゲームをコントロールしていたが、ゴールのチャンスはあまりなかった」と分析、「試合後半、日本代表は攻撃し続けたが、コスタリカのディフェンスを崩すことができなかった」と評した。
さらにスポーツ紙の『MARCA』はコスタリカ戦終了後、日本代表が自国のサポーターがいる観客席に向かって「この日の敗戦を謝罪した」と報道している。
日本時間12月2日、日本代表はスペイン代表と対戦するが、この試合でスペインは勝利か引き分ければ、決勝トーナメントに進出する。
現状、国内では決勝トーナメント進出に関して楽観視する意見が多い。しかし、スペインが日本に勝つことが決勝トーナメント進出の必要条件と考えているメディアは多く、森保ジャパンは厳しいゲームを強いられる可能性が高い。
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文●對馬由佳理(スペイン在住)