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世界一の座を巡り、フィラデルフィア・フィリーズとヒューストン・アストロズによるワールドシリーズの熱戦が繰り広げられる中、興味深いレポートが話題となっている。
世界有数の広告関連プラットフォーム『Sponsor United』が公開したのは、今年のMLBにおけるマーケティングデータ。それによると、大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)は17社とスポンサー契約を締結し、今季のMVPを争うアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)を凌駕したという。
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■スポンサー料は2000万ドルか
二刀流への投資がさらに活発化したようだ。『Sponsor United』によると、大谷は今季17社とスポンサー契約を締結。これは、ジャッジが昨季結んだ13社を抜きMLB史上最多になったという。
レポートは「グローバルアイコンでありMLBのスターでもあるショウヘイ・オオタニがスポンサー契約の新記録を樹立」という見出しで始まり、「彼はGQやTimeといった有名総合誌のほか、老舗スポーツ誌Sports Illustrated、人気ゲームMLB The Showの表紙を飾り、スポンサー契約による収入を昨年の3倍に増やした」と指摘。その収入は2000万ドル(約29億5000万円)に達すると推定した。
■エンゼルスタジアムに日本企業22社
また、「昨季のア・リーグMVPはエンゼルスタジアムに日本企業22社の広告出稿を誘致した」と紹介。それらを踏まえ、「Sho timeは近年のメジャーリーガーの中で最も市場価値のある選手だ」と結論付けた。一方、ジャッジは今年62本塁打を放ち、ア・リーグ新記録をマークしたにもかかわらず、「トップ5にも入っていない」という。
そのほか、チーム別のスポンサーシップではシンシナティ・レッズがトップに輝いた。レッズは今年200社と契約し、MLBで3年連続最もスポンサードされたチームとなったという。2位はニューヨーク・ヤンキースで約170社、3位はボストン・レッドソックスで150社以上のスポンサーを獲得したという。ワールドシリーズ最多優勝(27回)を誇り、MLBで最も価値あるフランチャイズと考えられているヤンキースだが、市場価値という点ではレッズに譲った形だ。
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文●SPREAD編集部