
ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジは30日(日本時間31日)、敵地エンゼル・スタジアムでのロサンゼルス・エンゼルス戦に「3番センター」で先発出場。4回の第3打席でライト・オーバーの51号3ランを叩き込んだ。これでジャッジは、アメリカン・リーグ記録となっているロジャー・マリスの61本を上回るシーズン63発ペース。
◆【実際の映像】ジャッジ、2試合連続の51号弾 現地スタジアムも歓声に包まれる
■大台の60本まで残り9本
前日の鬱憤を晴らすような一発だった。50号ソロを放ちながら、大谷翔平の29号2ランで敗戦となったヤンキース打線がこの日は爆発。2点リードで迎えた4回、エンゼルス先発マイク・マイヤーズのストレートを強振、51号3ランとなった。
マリスが記録した61本はメジャーでもアンタッチャブルとされて来た。筋肉増強剤全盛の1990年代後半、マーク・マグワイア、サミー・ソーサ、バリー・ボンズの3人により塗り替えられたが、識者の間ではいまだマリスの記録が「本物」とされるケースも散見される。
もしジャッジがマリスの記録を塗り替えるようであれば、MVPはかなり現実のものとなるだろう。
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◆大谷翔平、11勝目翌日の28号弾含む猛打賞に敵軍メディアも「オオタニがMVP」だと絶賛の声
文●SPREAD編集部
#AllRise for Home Run 51 🙌 pic.twitter.com/qL7i5k3rli
— New York Yankees (@Yankees) August 31, 2022
■シーズン本塁打記録(MLB)
| 順位 | 本塁打数 | 選手 | 達成年 | 所属 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 73 | バリー・ボンズ | 2001年 | ジャイアンツ |
| 2 | 70 | マーク・マグワイア | 1998年 | カージナルス |
| 3 | 66 | サミー・ソーサ | 1998年 | カブス |
| 4 | 65 | マーク・マグワイア | 1999年 | カージナルス |
| 5 | 64 | サミー・ソーサ | 2001年 | カブス |
| 6 | 63 | サミー・ソーサ | 1999年 | カブス |
| 7 | 61 | ロジャー・マリス | 1961年 | ヤンキース |
| 8 | 60 | ベーブ・ルース | 1927年 | ヤンキース |
| 9 | 59 | ベーブ・ルース | 1921年 | ヤンキース |
| 9 | 59 | ジャンカルロ・スタントン | 2017年 | マーリンズ |



