【MLB】大谷翔平、「ノーラン・ライアンの領域に迫る」とMLB公式も称賛 11勝目逃すも新球ツーシーム披露で話題騒然 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】大谷翔平、「ノーラン・ライアンの領域に迫る」とMLB公式も称賛 11勝目逃すも新球ツーシーム披露で話題騒然

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【MLB】大谷翔平、「ノーラン・ライアンの領域に迫る」とMLB公式も称賛 11勝目逃すも新球ツーシーム披露で話題騒然
  • 【MLB】大谷翔平、「ノーラン・ライアンの領域に迫る」とMLB公式も称賛 11勝目逃すも新球ツーシーム披露で話題騒然

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平が15日(日本時間16日)、本拠地でのシアトル・マリナーズ戦に「2番DH・投手」でフル出場した。投手としては6回を7安打2失点、8奪三振にまとめて降板。勝敗はつかず、11勝目(7敗)を逃した。打っては4打数1安打だった。チームは2ー2で迎えた9回に守備の乱れから勝ち越しを許し、2ー6で負けた。

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■被弾も6回2失点で試合作る

大谷は前回10日の敵地登板で、ベーブ・ルース以来104年ぶりの「2桁勝利2桁本塁打」をマーク。今回は偉業達成後、初となる本拠地でのマウンドだったが、1回にいきなり被弾。3番ジェシー・ウインカーに12号ソロを右中間スタンドに運ばれ、先取点を献上した。さらに、3回には2死走者なしから安打と四球で走者をためると、4番J.P.クロフォードに中前適時打を浴びて失点を喫した。

苦しい立ち上がりとなった大谷だったが、その後は粘りの投球を披露。得点圏に走者を許す場面もあったが、勝ち越しは許さなかった。結局、6回97球を投じ、8奪三振1四球、7安打2失点でまとめた。味方の援護もあり、2ー2の同点でマウンドを降り、勝敗は付かなかった。

■165Kはア・リーグ3位タイ

米地元紙『オレンジ・カウンティ・レジスター』のジェフ・フレッチャー記者は「ショウヘイ・オオタニは今夜ベストな状態ではないもしれないが、2失点だ」とツイートし、試合を作った投球を評価した。そのほか、『ESPN Stats & Info』は奪三振に注目。「ショウヘイ・オオタニは今季、20試合に先発して165個の三振を奪っている。これはエンゼルスの投手としては1977年(211K)、1973年(182K)のノーラン・ライアンに次ぐ、チーム史上3番目に多い記録」とつづり、MLB公式も「オオタニ、ノーラン・ライアンの領域に迫る165Kを達成」という見出しを掲げ、記事をアップした。今季、165奪三振は現在、タンパベイ・レイズのシェーン・マクラナハンに並んでア・リーグ3位(メジャー5位タイ)となっている。

また、この日大きな注目を集めたのが、大谷の投じたツーシーム。これまでほとんど投げたことがない新球で、この日は6球投げ込んだ。“ピッチングニンジャ”の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は「ショウヘイ・オオタニのツーシームの握り」と記し、実際の映像とともに投稿した。

フィル・ネビン監督代行は試合後、「ショウヘイは素晴らしい投球をした。彼が取り組んできたツーシームを含め、多くの速球を投げた。彼は本当に良い投球をした」と称賛。MLB公式サイトも「前回のオークランド・アスレチックス戦ではスライダーを36球投げてフォーシームは15球だったが、今回はスライダー23球に対してフォーシームは38球。また、今季初めてツーシームを織り交ぜた」と記し、スライダー中心の配球からの変化に着目した。

大谷自身は反省点として「球数が多くなってしまったこと」と話した上で、新球ツーシームについては「キャッチボールやブルペンではぼちぼち投げていた。もう(実戦で)使ってもいいかなと感じていた」とコメントしたという。

進化を止めない二刀流。11勝目を逃したものの次回につながる投球術を披露した。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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