【MLB】大谷翔平との「花巻東対決」制した菊池雄星、球団公式も称賛「ザ・ショー対決に勝利」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】大谷翔平との「花巻東対決」制した菊池雄星、球団公式も称賛「ザ・ショー対決に勝利」

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【MLB】大谷翔平との「花巻東対決」制した菊池雄星、球団公式も称賛「ザ・ショー対決に勝利」
  • 【MLB】大谷翔平との「花巻東対決」制した菊池雄星、球団公式も称賛「ザ・ショー対決に勝利」

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平は28日(日本時間29日)、本拠地でのトロント・ブルージェイズ戦に「2番DH」で2試合ぶりにスタメン出場。対するブルージェイズの先発は菊池雄星が務め、3勝目を目指して今季9度目のマウンドに上がった。

◆【実際の映像】菊池雄星vs.大谷翔平にブルージェイズ公式「花巻東高校からザ・ショー(メジャーリーグ)での対決」と名勝負を称賛

■菊池は勝敗つかずも好投

菊池は初回からブラディミール・ゲレーロJr.らの連続安打で先取点をもらうと、4回までエンゼルス打線を0点に抑えるピッチングを続けた。特に3回は、この回先頭の2番大谷と3番マイク・トラウトから連続三振を奪う好投ぶりだった。しかし、5回トラウトらに連続安打を浴びて2点を献上。後続は抑えるも、菊池はその回終了と共にマウンドを降りた。結果は5回87球を投げ9安打2失点、1四球、4奪三振。菊池は5月を2勝0敗、月間防御率2.36で終えた。

その後、7回にブルージェイズが逆転に成功し、菊池の敗戦は消えた。エンゼルスは7回にトラウトの13号2ランで一時逆転するも、8回にもブルージェイズ打線の猛攻を受けて3失点。試合はブルージェイズが6-5で4連勝、エンゼルスは今季ワーストタイの4連敗を喫した。

大谷は、8回の第5打席で2球続けてバットが破損するという珍事に見舞われたが、この日も無安打に終わり、結果は4打数無安打1三振1死球。打率は.242となった。

■メジャー6度目の「花巻東対決」は菊池に軍配

2試合ぶりのスタメン復帰を果たした大谷は、花巻東高の先輩・菊池とのメジャー6度目の直接対決に臨んだ。この試合まで、菊池は直近4試合で防御率2.08と好調。一方、大谷は24日(同25日)から4試合連続無安打となっていた。一発も期待されたが、結果は3打数無安打1三振で、「花巻東対決」は昨季7月に続き、菊池が制した。

「花巻東対決」は現地でも注目を集めた。カナダメディア「スポーツネット」は、試合後の速報で、「菊池は5回までエンゼルスの得点を大きく抑え、2失点しか許さなかった。また、彼は同じ花巻東高校出身の有名なプレイヤー対決を制した。初回は大谷をゴロに、3回には三振、5回はセンターへのフライに仕留めた」と報じている。

ブルージェイズの公式Twitterも両者の対決動画を投稿し、大々的に取り上げた。同投稿には「花巻東高校からザ・ショー(メジャーリーグ)での対決。このラウンドは菊池が勝利!」とコメントが添えられ、勝負を制した菊池を讃えた。

これらの報道に対し、ファンからは「今日の菊池は最高の投球を見せてくれた!」、「球界でもベスト5の投手」といった称賛の声のほか、「自分も花巻東高校に行きたかった」と、大谷と菊池を輩出した同校に憧れを抱くコメントが寄せられている。

■大谷の次回登板については「深刻ではない、影響なし」

打者として再びフル出場を果たした大谷だが、気になる次回の登板はどうか。

米メディア「ジ・アスレチック」でエンゼルス番を務めるサム・ブラム記者は27日(同28日)自身のTwitterでエンゼルスのヘッドトレーナー、マイク・フロスタッド氏が「現時点では背中の問題は深刻なものではなく、次回の登板予定もずれることはないだろう」と話したと投稿。

エンゼルス地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」のジェフ・フレッチャー記者も28日(同29日)の試合前、自身のTwitterで「大谷は次の木曜日にニューヨークで先発する予定のままだ。マドン監督は“今のところ、その通りだ。何も変わっていないと聞いてる”」と伝えている。

大谷の次回登板は、ローテーション通り6月2日(同3日)、敵地でのニューヨーク・ヤンキース戦となりそうだ。

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文・澤 良憲(Yoshi Sawa)

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