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ワシントン・ウィザーズ対トロント・ラプターズの試合が22日(現地時間21日)、ワシントンD.C.のキャピタル・ワン・アリーナで行われ、八村塁(ウィザーズ)と渡邊雄太(ラプターズ)の日本人対決が実現した。
両者による直接のマッチアップは、NBA史上初の日本人対決となった2019年12月15日(同14日)のウィザーズ対メンフィス・グリズリーズ戦以来、約2年1カ月ぶり2度目。また、両者の同時出場が叶わなかった20年2月10日(同9日)の試合を含めると、3度目の対戦となった。
試合は接戦の末、ウィザーズが109-105で敗れるも、八村は今季最長となる19分50秒間プレーして、3戦連続2ケタとなる11得点、自身今季最多となる8リバウンドを記録。攻守で復調をアピールした。なお、8リバウンドは本試合チーム最多。
◆【実際の映像】八村塁と渡邊雄太の歴史的マッチアップ!八村に「いいディフェンス」と言わしめた渡邊の“守備力”にも注目
■課題の3ポイントも4戦連続成功
ベンチスタートの八村と渡邊は、第1クオーター残り4分25秒の場面で同時にコートイン。八村のスローインを渡邊がディフェンスする場面から試合が再開し、さっそく2人のマッチアップが実現した。結果は八村が1on1からミドルシュートを放つも外し、渡邊にリバウンドが記録された。
八村はその後、第1クオーター残り1分12秒で初得点を上げると、第2クオーター2分にもターンラウンドシュート、その直後にも巧みなステップワークでディフェンスをかわしてレイアップシュートを放ち次々とポイントを重ねる。さらにミドルポストからのシュートも成功させて、前半ではチーム最多の8得点、4リバウンドを記録した。
ウィザーズは前半を55-54の1点ビハインドで折り返すと、第3クオーターは開始6分47秒から八村を投入。八村は残り3分で、課題とされている3ポイントシュートを成功させて、3試合連続2ケタとなる11得点目をマークした。さらに、第4クオーターはシュートこそ決まらなかったものの、ディフェンス・リバウンドを連続でもぎ取り、今季最多の8リバウンドを記録した。
八村は復帰後に課題とされていたスリーを1月16日(同15日)のトレイルブレイザーズ戦から4戦連続で成功させたほか、シュートやリバウンド数でも数字を残すなど攻守ともに高いパフォーマンス発揮、存在感をアピールした。
一方、3試合ぶりの出場となった渡邊は、第1クオーターでの八村とのマッチアップで八村のミスを誘発。2リバウンドを記録するも、無得点。第2クオーター途中でベンチに下がり、プレー時間は5分47秒だった。
試合後のインタビューで八村は「(渡邊選手と)久しぶりに対戦ができてよかった。彼みたいに日本人で頑張っている人と同じ舞台で(試合をできたことは)僕にとってもすごくいい影響があると思う。僕ら2人でも切磋琢磨して頑張っていきたい」と語り、コートイン直後のマッチアップについては「いいディフェンスされました」と渡邊を高く評価した。
ウィザーズは、ここまでチームを牽引、八村と同ポジションのカイル・クーズマが首筋の痙攣により試合を欠場するなど懸念要素もあり、今日の敗戦で勝率5割に落ち込み2年連続となるプレーオフ進出に向け試練を迎えた。一方のラプターズは逆にこれで白星先行となり、プレーオフ争いに踏みとどまった。
◆【実際の映像】八村塁と渡邊雄太の歴史的マッチアップ!八村に「いいディフェンス」と言わしめた渡邊の“守備力”にも注目
◆トロント・ラプターズの渡邊雄太がウインターカップ出場高校生にエール 「毎試合とにかく楽しんで」
文・SPREAD編集部
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— NBA Japan (@NBAJPN) January 22, 2022