
■来季のF1参戦に向けて順調にステップアップ
スクーデリア・アルファタウリ・ホンダF1チームは8日、アブダビで15日に行われるヤングドライバーテストに、角田裕毅を起用すると発表した。
角田は6日、F2第12戦バーレーンのレース1で優勝、レース2でも2位となり、年間ポイントランキング3位という好成績を残した。アントワーヌ・ユベール賞(F2最優秀新人賞)も受賞し、来季のF1参戦に向けて周囲の期待も高まっているなかでのテスト参加となる。
チーム公式サイトでは、既に角田が2018年マシンを使用しイモラサーキットでテストを行ったことなどを紹介し、期待をかけるフランツ・トスト代表のコメントも掲載している。
「ユウキはイモラのテストで即座に順応しマシンを乗りこなすと、各周回でコンスタントに進歩していた。これを踏まえて、我々は彼をヤングドライバーテストに起用することを決断した。
彼がテストでの一日を通じて素晴らしい一歩を踏み出してくれると確信している。今回はAT01に乗るということもあり、彼のフィードバックはエンジニアにとっても非常に価値あるものとなるだろう
レッドブルのドライバープログラムが若手育成に寄与していることは素晴らしい。(テストで)彼が再びその才能を見せつけるだろうと確信している」
来季のF1参戦が実現すれば、現行スーパーライセンスのルール下では初の日本人ドライバーとなるだけに、テストドライブでの熱い走りに期待したいところだ。
文・SPREAD編集部