現地2月16日(日本時間17日)、NBAオールスターゲームがイリノイ州シカゴのユナイテッド・センターで行なわれ、チーム・レブロンがチーム・ヤニスに157-155で勝利した。
MVPにはロサンゼルス・クリッパーズのカワイ・レナード選手が選ばれている。
コービー・ブライアント追悼の意味を込めた新ルール
試合はレブロン・ジェームズ選手率いるチーム・レブロンと、ヤニス・アデトクンポ選手がキャプテンのチーム・ヤニスが対戦。
今大会は事故で急逝したコービー・ブライアントさんを追悼するため、従来とは違う新ルールで実施された。第1クォーターから第3クォーターまでは12分間で争われ、クォーターごとに勝敗が決まる。
第4クォーターは「最終目標得点」が設定され、いずれかのチームがその得点に達するまで時間無制限で続けられる。目標得点は第3クォーターまでの合計得点が多いチームの得点に、ブライアントさんの背番号24を足した数字とされた。
試合ではオールスターらしい派手なダンクシュート、スリーポイントシュートの応酬が展開された。レナード選手はスリーポイントシュート8本を成功させ、30得点、7リバウンド、4アシスト、2スティールの活躍だった。
レブロンは「試合中にコービーの存在を感じた」
試合後にチーム・レブロンを率いたジェームズ選手は、「彼(ブライアントさん)の存在を感じることができた。彼は間違いなくここにいたよ。素晴らしい1日になった」とコメントしている。
今大会からNBAオールスターゲームのMVPは、ブライアントさんを偲び『Kia NBAオールスター・コービー・ブライアントMVP』に名前を変えた。
その初代受賞者となったレナード選手は「コービーの名前が入ったトロフィーを自分の部屋や、トロフィールームに置けるのは特別なこと。彼は僕の人生にインスピレーションを与えてくれる存在だった」と受賞の喜びを語った。