男子フィギュアスケートの羽生結弦選手が新たな勲章を手にした。
2月9日に行われた四大陸選手権で初優勝を果たした羽生選手は、オリンピック、世界選手権、グランプリファイナルに続くシニアタイトルを獲得。
ジュニア時代に世界ジュニア選手権、ジュニアグランプリファイナルも制している羽生選手は、シニアとジュニアの主要国際大会を制覇する“スーパースラム”を達成。男子選手としては史上初の達成者となった。
国際スケート連盟は公式ツイッターで「また彼が成し遂げた」と速報。羽生選手の演技の一部を動画で紹介しながら「羽生結弦が四大陸選手権で新たなタイトルを獲得した」と伝えている。
He’s done it again!
![]()
Another title for Yuzuru Hanyu
![]()
at the Four Continents in
#⃣ #4ContsFigure #FigureSkating pic.twitter.com/Yd4QDDvdL1
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) February 9, 2020
2位には4回転ジャンプ挑戦のジェイソン・ブラウン 鍵山優真が銅メダル
プログラムを平昌五輪優勝時の『SEIMEI』に戻した羽生選手。冒頭の4回転ルッツは着氷に失敗するも、続く4回転サルコウは成功させる。
後半のジャンプは乱れたが、ステップとスピンでしっかり最高評価のレベル4を獲得。合計299.42点で初優勝した。

(c)Getty Images
2位には最終滑走で登場したジェイソン・ブラウン選手が入った。4回転ジャンプ全盛の時代に4回転を跳ばずに勝負してきたブラウン選手だが、今大会では全米選手権に続いて4回転トウループに挑戦。
前半に予定していた4回転ジャンプが2回転となってしまうも、持ち味の表現力豊かな演技で観客を魅了。合計274.82点で2018年の銅メダルを上回る自己最高の成績となった。

ジェイソン・ブラウン選手 (c)Getty Images
3位はショートプログラム5位から逆転した鍵山優真選手。冒頭の4回転トウループ-2回転トウループを成功させると、その後の4回転トウループも鮮やかに着氷。最後まで軽快な演技を披露して合計270.61点。
シニア主要国際大会デビュー戦でいきなりの銅メダルを獲得した。

左から、ジェイソン・ブラウン選手 羽生結弦選手 鍵山優真選手 (c)Getty Images
羽生結弦、ショートプログラムの世界最高得点を更新 「これまでの『バラード第1番』のなかで一番良かった」
羽生結弦、四大陸選手権は世界選手権の行方を占う試合に 米メディアも注目
ジェイソン・ブラウン、4回転に挑戦した全米選手権は「いままでで最高」 四大陸選手権を前に米メディアが特集