バドミントンの全日本総合選手権は12月1日に最終日を行った。女子シングルス決勝では奥原希望選手が大堀彩選手に2-0のストレート勝ちで4年ぶり3度目の優勝を果たした。
2019年は国際大会の決勝で7連敗と惜敗続きだった奥原選手。2018年11月の香港オープン以来となるタイトルを手にし、「遠のいていた一番高いところにも久しぶりに立てて、嬉しい気持ちとやっと!!という気持ちです」と喜びを噛みしめた。
東京五輪のためにプロ転向 五輪イヤーを日本のトップで迎える
「東京五輪へ全てをかけて準備したい」と2018年限りで実業団の日本ユニシスを退社し、今年1月からプロ選手として活動してきた奥原選手にとって、長いトンネルを抜ける久々の優勝は格別だ。
試合後には「東京五輪がある来年を、日本のトップに立って過ごせるのはすごく意味がある」と感慨深げに語った。
奥原選手は大会後に「全日本総合優勝しましたー!」とインスタグラムを更新し、ファンに「たくさんの応援ありがとうございました」と感謝。
ファンからも「本当に本当におめでとうございます!」「圧巻のプレー。オリンピック期待してます」など祝福のコメントが寄せられた。
最終戦ワールドツアーファイナルズに意気込み
奥原選手は今季の世界選手権優勝者と、ワールドツアー成績上位者で争われる『BWFワールドツアーファイナルズ』への出場も決まっている。
2015年には前身の『BWFスーパーシリーズファイナルズ』で日本人初優勝を果たした。そのときも全日本優勝からファイナルズに臨んでいる。
11日から始まる最終戦に向け、奥原選手は「まだ再来週にツアーファイナルがあるので、年内ラストをいい形で締めくくれるように頑張ります!!」と意気込んだ。