『ラグビーワールドカップ2019日本大会(W杯)』決勝が11月2日に横浜国際競技場で行われた。世界ランク3位の南アフリカが同ランク1位のイングランドを32-12で破り、大会3度目の優勝を果たした。
前回の2015年大会で日本代表を率い、今大会はイングランド代表HC(ヘッドコーチ)として参加したエディー・ジョーンズHCは優勝を逃す結末となった。
マカゾレ・マピンピが南アフリカ史上初のW杯決勝トライ
前半からセットピース(スクラム、ラインアウト)で優位に立ち、何度もイングランドのペナルティを誘った南アフリカ。ハンドレ・ポラード選手のペナルティゴール(PG)も連続で決まり序盤からイングランドを引き離す。
66分にはマカゾレ・マピンピ選手がトライ。これは南アフリカがW杯決勝で決めた史上初のトライとなった。
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過去に南アフリカが優勝した決勝戦を振り返ると、1995年大会では双方ノートライの延長戦にジョエル・ストランスキーさんのドロップゴールで勝ち越し、2007年大会もイングランドと双方ノートライの神経戦になったがPGの差で制している。
チェスリン・コルビのトライは日本代表も唸らせる
そして、試合を決定づけたのが74分に飛び出したチェスリン・コルビ選手のトライ。
右サイドでボールを受けたコルビ選手は、華麗なステップワークでイングランドのディフェンスを切り裂いた。
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身長170cm 体重74kg「ポケットロケット」チェスリン・コルビが決めた
75分
12-32
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今大会は足首の故障に悩まされてきたコルビ選手だが、世界一を決める大舞台で持ち味でもある『魔法の足』を披露した。
このシーンには、日本代表の山中亮平選手も「あそこ取り切るのホンマにすごい。すごすぎる。コルビ半端ない。すいません。興奮してます」と唸った。
あそこ取り切るのホンマにすごい。
すごすぎる。コルビ半端ない。
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