熱戦が続く『ラグビーワールドカップ2019日本大会(W杯)』。
日本代表は初戦のロシア戦に快勝し、目標に掲げる8強入りに向けて最高のスタートを切ったが、次戦では世界ランキング2位(9月22日時点)の強豪アイルランド代表と対戦する。
今大会の優勝候補にも挙げられるアイルランド代表の主将を務めるのが、フッカー(HO)のローリー・ベスト選手。『アイルランド史上最も成功した主将』と称され、W杯への出場は今回が4度目となるベテランだ。
本記事ではそんなベスト選手の経歴や素顔に迫っていく。
兄の背中を追ってラグビーを始める
ベスト選手は農場を経営する家族のもとで育った。兄のサイモンさんも元ラグビーアイルランド代表。ベスト選手はその背中を追ってラグビーを始めた。
2004年に兄も所属したアルスターに入団。2012年には欧州最強のクラブを決める『ハイネケンカップ』の準優勝に大きく貢献した。
2005年から代表として活躍 通算キャップ数は121
初めてのキャップ(代表出場)は2005年のニュージーランド戦。2007年にはW杯初出場を果たし、2009年からはアイルランド代表の主将も任された。2011年には2度目のW杯出場。
欧州6ヶ国の代表チームが争う『シックス・ネーションズ』2014~2015年の連覇時にも牽引役を務めた。そして2015年には3度目のW杯出場と、その輝かしいキャリアで獲得した通算キャップ数は121に登る。
W杯には4度目の出場 大会後の引退も表明
現在世界ランク2位のアイルランドだが、W杯での最高成績は意外にも8強どまり。優勝候補の一角と目される今大会では初の4強はもちろん、より高い頂を目指して戦う。
今大会でも主将を務めるベスト選手は自身4度目のW杯出場。大会後の現役引退を既に表明し、今回が最後のW杯となる見込みだ。
3人の子供を持つパパ W杯では日本文化を満喫
長きに渡りアイルランド代表を率いるベスト選手は、プライベートでは3人の子供を持つパパ。今回の大会期間中では、祭りや相撲などの日本文化にも触れて楽しんでいる様子だ。
9月22日に行われたスコットランド戦では27-3と圧倒的な力を見せて勝利したアイルランド代表。ベスト選手率いる優勝候補は、次戦では日本代表と対戦する。
『ラグビーワールドカップ2019 日本大会 プールA 日本代表vsアイルランド代表』は、9月28日(土)午後4時15分より行われる。