錦織圭が語る“睡眠”の重要性 「Eat to Win」と「Sleep to Win」 ― 怪我の具合も明かす | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

錦織圭が語る“睡眠”の重要性 「Eat to Win」と「Sleep to Win」 ― 怪我の具合も明かす

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錦織圭が語る“睡眠”の重要性 「Eat to Win」と「Sleep to Win」 ― 怪我の具合も明かす
  • 錦織圭が語る“睡眠”の重要性 「Eat to Win」と「Sleep to Win」 ― 怪我の具合も明かす

9月24日、プロテニスプレーヤーの錦織圭選手が都内で開催された寝具メーカー『エアウィーヴ』のイベントに登壇。睡眠の大切さを語った。また、錦織選手は心配される右肘の怪我の具合も明かした。


寝るのがなによりも身体を回復させてくれる


「睡眠は昔から僕の趣味です。寝るのが大好きなんですよね」と笑顔で切り出した錦織選手。「車でも飛行機でもすぐに寝られます。寝るのがなによりも身体を回復させてくれる人間の力だと思っているので、アスリートにとってすごく大事なことだと思います」と続けた。


帰国直後ということで時差ボケもあり、前夜はあまり眠れなかったという錦織選手だが、日頃から睡眠の質にはこだわっていると語る。


「真っ暗じゃないと寝られないので、アメリカの家でも遮光カーテンで外の光を遮って寝ています。もちろん、短時間の睡眠ではあまり気にならないので目をタオルで覆うだけなどでいいんですが、しっかり寝るときはこだわります」



撮影=山口和幸



海外遠征中でも基本的に運動をし、疲れているので寝つきは良いとのこと。それでも遠征先のベッドが合わず、掛け布団を床に敷いて眠ったこともあったそうだ。


「眠れない時はどうするの?」という質問には、「眠れない時はしりとりをします。3文字とか4文字とか自分で縛りを作って。そうしているうちに自然と眠りに落ちていきます」と答えていた。


怪我の具合は「そんなに悪くない」


この日は元プロ選手でスポーツコメンテーターの松岡修造さんも登壇。


錦織選手にとって、松岡さんは「厳しく世界を教えてくれた恩人」なのだという。テニスを始めた直後に参加した男子トップジュニアキャンプ『修造チャレンジ』を振り返り、「身長も気も小さかった僕が色んな経験を積むことができたのは修造さんのおかげ」と語った。


そんな松岡さんが一番気にしていたのは錦織選手の右肘について。「肘の怪我、どんな具合?」と心配そうに訊ねた。


恩師の心配に対し錦織選手は「怪我はそんなに悪くないです。全仏オープンのころから2〜3ヵ月痛みが続いて、ドクターからは2〜3週間はテニスから離れたほうがいいと言われました。だから今は治療にあてる時期だと思っています。1年後に迫った東京オリンピックのためでもあるんです」とコメント。


10月21日にウィーンで開催されるエルステ・バンク・オープンには間に合わせたいとし、復帰を見据えた静養に努める方針を明かした。


この回答に対して「怪我がひどくなくて安心」と松岡さん。「しっかりと睡眠を取って、東京オリンピックのメダル獲得を期待したいです」と話した。



撮影=山口和幸



「Eat to Win」と「Sleep to Win」


「『Eat to Win』、勝つために食べるという言葉が定着してきましたが、それと同時に『Sleep to Win』質の高い睡眠はアスリートに一番重要」と松岡さん。


「寝るときにはしっかりと寝る」というモットーがこれまでの錦織選手の快進撃を支え続けている。かつては12〜13時間は平気で寝ていられたという。長いときで14時間は寝ていた。


睡眠が一番身体を回復させる大事なもの。しっかりと睡眠を取って、ケガを早く直して復帰できるようにしたいです」(錦織選手)



撮影=山口和幸



 


錦織圭、松岡修造が「未来の寝具」を体験


今回のトークショーは、東京2020大会選手村への導入が決まった寝具メーカー、エアウィーヴ社の発表会で行われた。錦織選手は同社のグローバルアンバサダー、松岡さんは同社がサポートする男子トップジュニアキャンプ「修造チャレンジ」の主宰者。


発表会では、同社のこれまでのアスリートサポートの歴史と寝具の開発について振り返るとともに、ゲストの2人がエアウィーヴ社の考える「未来の寝具」を一足早く体験した。


錦織選手は2008年北京五輪に出場したときに、同社のマットを選手村で使用していたという。


「腰に痛みがあって寝付きが悪かったんですが、それが解消されただけでなく、朝起きるとこれまでとは違う身体の変化を感じました。それ以来遠征には必ず持っていきます」



一人ひとりの体型に合わせた寝具で気持ちよさそうに寝る錦織選手 撮影=山口和幸



≪山口和幸≫


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