BMXライダーの中村輪夢(なかむら・りむ)選手をご存知だろうか。
中村選手は2002年2月9日生まれ。2019年6月現在、17歳だ。2歳からBMXに乗りはじめ、幼少期から国内外問わず様々な大会で活躍してきた。
2019年4月に行われたW杯では見事2位に入賞しており、日本のBMX界を担うプレーヤーの1人といえる。
また、アーバンスポーツとして若者を中心に人気を博してきたBMXも年々注目度が高まっており、2020年の東京五輪より「BMXフリースタイル・パーク」として正式種目に採用された。
中村選手はこの種目で東京五輪の金メダル候補と期待されており、今後の活躍が楽しみな選手である。
ストリートカルチャーに詳しく交友関係も広い
そんな中村選手のSNSを見ると、幅広い交友関係も見えてくる。
俳優の野村周平さんとも親しいようで、度々中村選手のツイッターに登場。
野村さんはBMXが趣味。テレビ番組やイベント等でBMXに乗る姿も公開している。中村選手と野村さんは、共通の要素であるBMXを通して、親交を深めたようだ。
また、中村選手は同世代のアーティストたちとコラボレーションしMVに出演したことも。
自身のホームページにも「パワーの源は音楽!」とはっきり記載しており、ストリートカルチャーを中心とした音楽に造詣が深いようだ。
この縁で様々な分野のアーティストたちとも交流があり、ライブ会場で楽しむ様子もSNSに投稿されている。
父の夢はいつしか親子の夢へ
さて、中村選手であるが、その名前を印象的に感じた方も多いことだろう。「輪夢(りむ)」とは、元BMXライダーでBMXの専門店を営む父・辰司さんが、自身の思いや夢を託してつけた名前だという。
自転車のパーツである「リム」が由来であるといい、漢字は車輪と五輪からとった「輪」、そして「夢」を合わせて「輪夢(りむ)」と読む。
名は体を表すという言葉もあるが、まさに中村選手の生き方そのものを表している名前のように感じられてならない。
また、父・辰司さんの夢も今となっては親子の夢へと形を変えたようだ。
とあるインタビューにて、中村選手は自身の名前に込められた思いにも触れた上で「お父さんにも託されているんで、(五輪金メダルにむけて)頑張りたいなと思います。」と語っている。
また自身のツイッターには、父の日に感謝を伝えるツイートを投稿したことも。
父から託された夢を追う中村選手。ぜひ東京五輪では、BMX界の歴史に名を刻むような素晴らしい活躍を見せて欲しいものだ。