ロシアのトップフィギュアスケーターであるアリーナ・ザギトワ選手の愛犬・マサルが話題になっている。
3月20日から開催されるフィギュアスケート世界選手権のため、来日予定だったザギトワ選手。その際に秋田犬のマサルも連れて来日し、秋田への里帰りを希望していた。
しかし、念願の里帰りにアクシデントが!マサルの検疫が間に合わず、入国できないという事態になってしまったのだ。
残念ながら、ファンの念願だったマサルの里帰りは延期となってしまった。
ザギトワ選手の愛犬・マサル
ザギトワ選手の愛犬・マサルの存在は、日本でも大きく話題となっていたので多くの人がご存知だろう。
最初のきっかけは、ザギトワ選手が秋田犬に一目惚れしたこと。それを知った秋田犬の保存会が贈呈を決定し、マサルがザギトワ選手に贈呈されることになったというわけだ。
マサルも2019年の2月に1歳の誕生日を迎え、すくすく成長している。
マサルが間に合わなかった検疫とは?
今回マサルが間に合わなかった検疫とは、どのようなものなのだろうか。
国外から犬を連れて入国する場合、必要になるのが検疫だ。
どの国から入国するかによっても検疫の流れが異なるが、農林水産省動物検疫所の資料によると、ロシアから入国することになるマサルの場合は、8つの手順を踏む必要がある。
マイクロチップの埋め込みや、狂犬病の注射、事前届出等の手順を踏む必要があり、最短で生後301日で入国することが可能だ。
すでに1歳を迎えているマサルも年齢上は入国が可能であるが、今回は恐らく8つある手順のどこかの項目に不備があり、来日が見送られたものと考えられる。
もし、すべての手順をこれからマサルが踏むことになると、最短でも210日の手続き期間が必要となる。つまり、少なくとも2019年の10月までは来日が困難だろう。
日本でも人気の高いザギトワ選手と愛犬・マサル。日本での2人のツーショットを期待するファンも多いが、念願の里帰りはいつ実現するのだろうか。
≪参考≫
指定地域以外から日本に犬・猫を 輸入するための手引書(農林水産省動物検疫所)