着々と進む日本版NCAAの創設…そして”関西版”NCAAとは | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

着々と進む日本版NCAAの創設…そして”関西版”NCAAとは

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着々と進む日本版NCAAの創設…そして”関西版”NCAAとは
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現在、スポーツ庁を中心に創設が議論されている「日本版NCAA」という言葉を聞いたことがあるだろうか。

呼称に"日本版"とついている以上、まずは「NCAA」の話をしなければならないだろう。「NCAA」とは「National Collegiate Athletic Association」の略称で、1906年にアメリカで創設された大学スポーツにおける云わば「中央統括機関」のこと。

「学業との両立」「安全と健康」「公正」という3つの理念を掲げ、大学スポーツ・アスリートを横断的に統括・サポートしている非営利団体である。創設のきっかけは大学対抗アメフトにおける負傷や死亡事故が多発したことだという。

そこで冒頭の「日本版NCAA」の話題に戻るが、簡単に言ってしまえば文字通り「アメリカで創設されているNCAAの日本版を作ろう」という動きだ。現在、日本の大学スポーツは各大学、協会ごとに別々に管理されている。

しかし、この動きが本格化すれば今後はこの「NCAA」と呼ばれる共通プラットフォーム(基盤)のもとに、大学スポーツ全体が横断的に統括されていくこととなる。

さらに、この「日本版NCAA」の地域版を創立する動きもある。その名も「KCAA」。日本版NCAAのまた関西版という形となり、立命館大学や龍谷大学、同支社大学などが参画している。

そして2018年3月19日、NCAA創設の中心にいる江戸川大学・小林教授、「KCAA」理事である立命館大学・伊坂教授による会見が都内で行われた。会見では小林教授がまず「日本版NCAA」の概要や今後について、その後伊坂教授が「KCAA」について説明した。

創立に向け着々と進む日本版NCAA


「民間企業に経団連、農業者には農協(JA)、高校スポーツには高体連があるが、それが大学スポーツには無い。これまで大学スポーツは自主・自立性を重んじる風潮があったが、時代は確実にガバナンス、コンプライアンスを求めている」と語る小林教授。上述したように、現在大学スポーツは各大学、各競技協会によって別々に統括されている。横断的に統括する組織が無いことは、言われてみれば不思議かもしれない。

日本版NCAAは「学業充実に関する事項」「安全安心に関する事項」「それ以外の全て(マネジメント)」という3つのワーキンググループに分かれ、検討が重ねられている。

そして、2019年3月26日には各ワーキンググループの検討結果を報告する第三回の総会が行われるとのこと。その他に総会では今後のロードマップ案の提示や、設立準備委員会メンバーの公募についてが検討される予定だ。

日本版NCAA構想の始まりは2016年。創立に向け、着々と前に進んでいるようだ。

「する」「みる」「ささえる」の循環で、KANSAIから大学スポーツの価値を新たに創造


日本版NCAAのさらに地域版である「KCAA」。各大学が蓄積・保有する知見の共有はもちろん、様々な関係者と連携し、「大学スポーツの健全な発展」、「関西地域の活性化」を目的としている。伊坂教授はこのKCAAのなかで「『する』『みる』『ささえる』の循環」というワードを挙げた。



この3つを循環させることで、大学スポーツ活性化のための仕組み・コンテンツを作り上げるのだという。

また、様々な関係者と連携し、KCAAを中心としたプラットフォームの構築には3つのフェーズがあるという。こうした動きをもとに、KCAAの目的である「大学スポーツの健全な発展」「関西地域の活性化」という点を果たしていく。



肝心の学生の反応は?


大学スポーツ発展のために進められている「日本版NCAA」「KCAA」。では、肝心の学生達の反応はどうなのか。伊坂教授は「KCAAに対して学生達の反応は良好」と語り、同時に「アスリートだけでなく、一般学生が参画してくれることが最も重要なこと」と述べた。

『する』『みる』『ささえる』の循環の中にはもちろん一般学生の力も必要。全てを学生目線で考え、KCAAを中心としたプラットフォームについての構想を語った。

日本全体の「日本版NCAA」、そして関西地区の「KCAA」、双方の創立は着々と進んでいる。大学スポーツを取り巻く環境下でこれまでにない大きな動きだけに、今後の動向にも注目が集まる。
《編集部》
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