長友佑都も「選手ファーストで考えて」…感動の裏で再燃する高校サッカーの過密日程問題 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

長友佑都も「選手ファーストで考えて」…感動の裏で再燃する高校サッカーの過密日程問題

スポーツ 選手
長友佑都 参考画像(2016年6月3日)
  • 長友佑都 参考画像(2016年6月3日)
全国高校サッカー選手権大会決勝が1月8日に行われ、前橋育英(群馬)が流通経大柏(千葉)を1-0で下し、悲願の初優勝を果たした。後半47分に榎本樹が決勝ゴールを挙げる劇的な幕切れとなったが、その感動の裏で日本代表DF長友佑都は大会日程に疑問を抱いた。

8日に自身のツイッターを更新した長友は「高校サッカーの感動の裏で、決勝に上がった2校の日程見て驚いた。1週間で5試合。。」とつぶやく。今大会は年末の12月30日に開幕。2回戦後と準々決勝後に休養日を設けず、連続で試合を行うことで日程を消化した。

これには大学入試センター試験との兼ね合いや、大会期間が長くなると応援団の滞在費がかさむなどの事情もある。長友も「いろいろな事情はあるんだろうけど」と一定の理解を示した。しかし、高校生の身体にかかる負担や将来への影響を考え、「もう少し選手ファーストで考えてほしいな。選手が潰れてからでは遅いよ」と問題提起する。


長友の投稿には、「成人の日に決勝をやりたいなら、逆算して開幕を早めればと思いますね…」「流経大柏の監督さんも言ってた」「昔から言われてること。どのカテゴリーでも連日連戦でやらせるのが日本」と賛同の声が集まっている。

だが一方で、言わんとすることは分かるとしながらも、「学校の冬休みを利用してるからってのもあるんかな」「学校の長期休み中に開催していることや、応援団の滞在費を考えると集中日程にせざるを得ないんだろうな」「首都圏の学校なら通えるだろうけど、遠方から来ている学校は滞在が長くなれば経費が増える。その負担は誰が持つの?」と、現実的には難しいとする意見も多い。
《岩藤健》

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