バイエルン・ミュンヘンの新監督として現場復帰することが決まったユップ・ハインケス。72歳の名将についてドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督は、「彼が復帰することを嬉しく思っている」と語った。
2012-13シーズンにドイツ・ブンデスリーガ、DFBポカール、UEFAチャンピオンズリーグの三冠をバイエルンにもたらしたハインケス監督。現在までドイツのクラブで三冠を達成したのは2013年のバイエルンしかいない。
その偉業を持ってキャリアに幕を引いたハインケス監督の復帰に、レーブ監督も驚いたと言う。
「かなりの驚きではあった。2013年に三冠を達成した彼自身が最高の去り際だと言っていたからだ。だから復帰はあり得ないと思っていた。だが戻ってきたことは非常に嬉しい」
ハインケス監督は困難を乗り換えるための素晴らしい解決策と語るレーブ監督。代表メンバーの中でもハインケス監督への信頼は厚いと話す。
「サッカーの知識が豊富な名将であり、選手たちに共感してチーム内のリーダーたちと対話することができる監督だ。選手たちは彼のために最大限のパフォーマンスを発揮できる。バイエルンは素晴らしい解決策を見つけ出せたと思う。選手たちが彼を信頼していることは代表メンバーから聞いている。彼と仕事をしたことがある選手は多い。マヌエル・ノイアーやトーマス・ミュラー、ジェローム・ボアテングなどだ」
《岩藤健》
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