ハリルホジッチ監督はメンバー発表の前に、前日行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)のパリ・サンジェルマン対バイエルン・ミュンヘンの試合を引き合いに出して自身のサッカー観を熱弁した。
パリ・サンジェルマンが3-0でバイエルン・ミュンヘンを下したこの試合では、バイエルンがポゼッション率で圧倒し支配率62.4%を記録。パス数はパリ・サンジェルマンの1.5倍以上を記録し、シュートの数もパリ・サンジェルマンが11本でバイエルン・ミュンヘンが16本と、ほとんどのスタッツでバイエルンがパリ・サンジェルマンを上回った。

しかし、デュエル(競り合いでの球際の強さ)成功率では57.4%対42.6%とパリ・サンジェルマンが上回り、これが3-0の大きな勝因であるとの見解を示した。
「ポゼッションが全てではない」ということを最後まで強調し、日本代表でもポゼッションにはこだわらないやり方をしていくと、これからの戦術についても言及した。