序盤は風間監督の理想とするサッカーが実現できた名古屋。開始90秒で佐藤寿人が先制点を奪うと、前半で2点を加え後半立ち上がりにも1点を追加した。
後半3分で4-0と大きくリードした名古屋だが、同13分に1点を失ったところから大勝ムードが一変する。立て続けに失点して後半27分に追いつかれた。
終了間際の連続得点で再び引き離すことには成功したが、風間八宏監督も「前半は晴天、後半は嵐というゲームだったと思います」と振り返る極端なゲームだった。
「自分たちで嵐を起こしてしまって、自分たちで最後その嵐を止めたというところは良かったと思いますし、選手の力がついてきたことは、時間はまだ90分完全ではないですけど、点をとる場面、それから相手を見ながらサッカーをする場面では、だいぶ良かったんじゃないかなと思います」
まだ試合の中で流れを見ることに選手間でも差があると話す風間監督。だが4失点したことよりも、7得点できたことを評価したいと言う。
「4-4になったあとしっかり3点取れるというのは力だと思いますし、選手たちが伸びてきている証だと思います。ただベンチとしては、もうちょっと晴天が長く続いて欲しかったなと思います」
FT:名古屋グランパス7 - 4 愛媛FC
— 名古屋グランパス 公式 (@nge_official) 2017年8月6日
'2 佐藤寿人
'18 田口泰士
'32 シモビッチ
'48 田口泰士
'58 丹波(愛媛)※記録訂正
'69 白井(愛媛)
'70 河原(愛媛)
'72 丹波(愛媛)
'74青木亮太
'81 青木亮太
'90+5 田口泰士 pic.twitter.com/5sx9iIrqYb
J2新記録の1試合11得点を奪い合った一戦。壮絶な打ち合いを制した名古屋にファンからは、「愛媛もよく追い上げたけど最後は名古屋がねじ伏せた感じでしたね」「攻撃力は上がってるけど守備に難がありすぎる」「4点取って4点返されたときはなんて馬鹿試合だと思ったけどよく勝ちました」「勝ったからいいものの心臓に悪すぎる」「野球のスコアかと思った」などの声が寄せられている。