川内は看板との接触や給水失敗、20キロ過ぎの転倒などアクシデントもあり上位陣から遅れたが、苦悶の表情を浮かべながら粘りの走りを続けた。
これが日の丸ラストランと覚悟を決めて力を振り絞る川内は、徐々に順位を上げて入賞ラインの8位が見えるところまで迫る。3秒差で届かなかったが2011年、2013年大会の18位を超える自己最高の9位でゴールした。
日本勢では中本健太郎(安川電機)が2時間12分41秒で10位、井上大仁(MHPS)が2時間16分54秒で26位だった。
【#世界陸上#男子マラソン】#川内優輝 選手 9位#中本健太郎 選手 10位#井上大仁 選手 26位
— JAAF(日本陸上競技連盟) (@jaaf_official) 2017年8月6日
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川内の代表ラストランには、「最後の追い上げ凄かった」「大健闘だと思う。川内のラストスパートは見てて感動した」「日本人最高位なのは間違いない。引退撤回して東京までやってほしい」「川内の追い上げは最後まで見ててよかったと思った」などの声が寄せられている。
実業団に所属しない“最強の市民ランナー”として走り続けてきた川内。大会前の宣言通り、ここでキャリアに一区切りをつけるのか。