FC東京・石川直宏、今季限りでの引退表明は覚悟の表れ「出し尽くしたい」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

FC東京・石川直宏、今季限りでの引退表明は覚悟の表れ「出し尽くしたい」

スポーツ 選手
FC東京の石川直宏 参考画像(2012年5月2日)
  • FC東京の石川直宏 参考画像(2012年5月2日)
FC東京のMF石川直宏が公式サイトで今季限りでの引退を表明した。ケガからの復帰を目指しリハビリに励んできたが、「思っていた以上の回復が出来ていない」ともどかしさもあった。

2002年のFC東京加入以来、主力選手として多くの試合に出場してきた石川。だが2015年8月に行われたアイントラハト・フランクフルト戦で左ヒザ前十字靭帯断裂の重傷。2度の手術を経て2016年9月にFC東京U-23でJ3リーグ公式戦に出場したが、年末に再び状態が悪化していた。

「2015年8月にフランクフルトとの親善試合で負った怪我、手術から去年9月にJ3で復帰したものの再び状態が悪くなり、ここまで痛めている左膝のリハビリを復活に向けて取り組んできましたが、思っていた以上の回復が出来ていないこと、そしてピッチの上でチームの力になかなかなれないもどかしさがある中で、残りのシーズンを今まで以上に強い覚悟と責任、誇りをもって出し尽くしたい想いが強くなったのが決断の経緯になります」


石川の引退発表にファンからは、「他チームのファンでも怪我さえしなければと思ってしまう選手だった」「リハビリが長引いてるとは思ってたけど、とうとうか…」「今季限りというのはとても寂しいですが、もう1度あの勇姿を見られることを願ってます」「あなたがシャーレを掲げることが悲願だったので残念で仕方ないです。今度は指導者としてそれを一緒に目指したいです」「あなたのプレーはずっと心に残ると思います。お疲れ様でした」「泣きそうですけど、ナオさんの意思を尊重し、これからも応援します」などの声が寄せられている。

現役引退を決意した石川だが味スタのピッチに立つことは諦めていない。

「振り返るのは全てを出し尽くしたシーズン終了後にしたいと思います。とにかく今しか出来ない、今しか感じられない想いを自分の中にだけでなく、多くの仲間と共に刺激し合い共有しながら突き進みます!!」
《岩藤健》

編集部おすすめの記事

page top