ダルビッシュは初回先頭打者のディー・ゴードンに初球をスタンドインされると、クリスチャン・イエリッチにもソロ本塁打を浴びて2失点。二回はイチローから始まる打順を3人で抑え、三回もゴードンとイエリッチを抑え無失点。
だが四回に先頭のマルセル・オズナに二塁打を打たれると、続くJ.T.リアルミュートの安打でノーアウト一、三塁とされる。ここで打席が回ってきたイチローに適時二塁打を打たれ3点目を失う。
その後も流れを止められないダルビッシュ。2アウトまではこぎつけたが安打と四球でランナーを溜め、満塁でオズナに3点適時三塁打を浴び降板した。
球団公式サイトに掲載された談話でダルビッシュは、「最初の3イニングは良いなと感じていた」と振り返っている。だが四回にオズナの二塁打から悪い流れを引きずってしまった。
近ごろ米国メディアではダルビッシュをトレードする噂が絶えない。この試合がレンジャーズでの最終登板とする声もある。そうした噂をダルビッシュは「トレード話のせいでこうなってしまった」とジョークに変えた。
「簡単なことではないけど、明日は来るので、トレード話のせいでこうなってしまったと言い訳して今日のことは忘れようと思う。10点取られるなんてなかなかない。だけど、それが起こってしまった。こういうときは何か言い訳をして切り替えたほうが良いと思う」
FINAL: Marlins 22, Rangers 10.
— Texas Rangers (@Rangers) 2017年7月27日
キャリアワーストの早期降板となったダルビッシュにファンからは、「うまく切り替えて次の試合に影響を残さない。そういうメンタルコントロールも大事だと思う」「どこの球団になるのか楽しみではある」「四回は速球が甘く入ったのを打たれたな」「今日のダルビッシュは今年一の不調だった」などの声が寄せられている。