バックパッカーが最も恋しくなる日本食は?嫉妬と羨望、妬み、殺意まで湧かせるあの食べ物 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

バックパッカーが最も恋しくなる日本食は?嫉妬と羨望、妬み、殺意まで湧かせるあの食べ物

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(先に前置きしておきますと、今回の結論は完全に僕の主観です)

昨年海外を半年ほど放浪した僕。このことを話すと「日本食が恋しくなることはありませんでしたか?」と聞かれることがあります。

結論から言うと、めっちゃめちゃにありました。

寿司や蕎麦、味噌汁、トンカツなどが恋しくて仕方がなかったです。想像するだけでよだれが土石流のように流れていました。

しかし、なかでもダントツに恋しかったのは、ラーメン。

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ドロッドロに濃い、とんこつラーメン。

これは特に男性旅行者に共通していた気持ちだったようで、至る所で日本人旅行者と「寿司でもなく、蕎麦でもうどんでもなく、ラーメンが恋しい」という話で意気投合しました。

半年~数年程度海外を放浪していた友人たちが一人、また一人と日本に帰国してラーメンの写真をSNSにアップロードするたびに、「嫉妬と羨望、やっかみ、妬み、殺意などのコメントが帰国者に浴びせられる」という地獄絵図が。(以下はイメージ画像ですが、本当にこんな感じ)



これほどまでに日本で食べられるようなラーメンはなかなか海外では味わえず、旅行者たちが辛い思いを抱えている状況があります。

あくまで僕が放浪した地域が中南米中心で、ヨーロッパ諸国を訪れなかった、というのもおそらくあると思います。欧米諸国や、タイなど、日本人が大勢住んでいる地域には、美味しいラーメン屋があると聞くからです。

そのあたりを勘案すると「日本で食べられるような美味しいラーメンは海外で出会えない」と断言することはできないかもしれませんが、数が少ないというのは事実ではないでしょうか。

ペルー共和国の首都、リマにある日本人宿、「お宿桜子」に滞在していたとき。ある男性旅行者が、市場で買ってきた豚の骨を約8時間煮込み、本格的なとんこつラーメンを宿泊者に振舞っていたことが今でも強く記憶に残っています。それは、旅中、最大限に味覚を刺激した出来事であったからかもしれません。



その男性旅行者は、旅に出る前は日本のラーメン屋で修行しており、世界一周しながら、各地のスパイス、材料、料理方法などを研究する旅をしているとのこと。

なぜ海外では日本で食べられるようなラーメンを見かけないのか。その男性になんとなしに聞いてみました。

「現地人を雇って日本でやっているようなラーメンを作るのは、非常に大変だと思う。今回僕が本格的なラーメンを作っているところを見ればわかるけれど、ただ豚骨を煮込む作業でも、細かい気配りが必要になる。少なくても、南米の人にはなかなか難しいだろう」

あくまでこの男性のいち意見でしかありませんが、本当に美味しい手の込んだラーメンを作るには、日本人のいわゆる「繊細さ」や「真面目さ」みたいなものが求められるのかもしれません。

この理由が正解なのかどうなのかは分かりませんが、とにかく、美味しいラーメンが色々な場所で食べられる国というだけでも、日本で生活する価値ってあると改めて思いました。
《大日方航》

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