【オビナタの世界放浪記】世界一危険な道『デスロード』を富士山以上の高さから自転車で駆け下りた話 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【オビナタの世界放浪記】世界一危険な道『デスロード』を富士山以上の高さから自転車で駆け下りた話

スポーツ まとめ
世界一危険な道「デスロード」を自転車で駆け下りる
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ボリビアの首都ラパスには“世界一危険な道”と呼ばれる道がある。通称『デスロード』。

正式な名称は「ユンガスの道」で全長61km、標高差4000mの山岳道路だ。大部分が絶壁を削った細い未舗装の道で、幅は車一台がやっと通れるくらい。ガードレールすらない部分も多い。

過去には推定200人から300人がこの道で亡くなったこともあったようで、実際にとあるスポットには十字架が立ち並んでいた。

霧が立ち込めるデスロード


未舗装の道が続いていく


ところが、この「デスロード」を駆け下りるマウンテンバイクツアーがラパスでは大人気。標高4700mの出発地点から、標高1200m地点まで駆け下りるというものだ。ラパスにある旅行会社は、ほぼ例外なくこのツアーを扱っている。日本円にして4000~6000円程度。(2016年10月時点)

「なぜ、お金を払って死の危険があるようなツアーに参加しなければいけないんだ」

と考えていた僕は、ラパスに向かう前はこのツアーに参加する気はさらさらなかった。しかし、iPhoneと財布をラパスに着く前に盗まれてしまっていて気持ちを切り替えたかったのと、宿で仲良くなった人々がデスロードツアーを絶賛していたこともあり、何をトチ狂ったのか気づいたら標高4700m地点で自転車にまたがり立ちすくんでいた。

ツアーに参加することに…


風を切る感覚は、快感以外のなにものでもない。



結論から言うと、参加して本当によかった。

途中からは感覚が麻痺して、景色を楽しむ余裕さえも出てきた。休憩も挟むが、富士山を超えるほどの高さから自転車で駆け抜けるわけだ。

絶景も絶景。本当に素晴らしい景色の中、風を切るあの感覚は快感以外のなにものでもなかったし、個人的にはそこまでの危険度は感じなかった。ちなみに、女性の参加者も多かった。

雨や霧で道がどろどろになり、視界が悪くなることもあるため、車とすれ違う時などは要注意だが先頭はガイドが走っている。指示にはしっかり従おう。特に、標高2700m地点からは泥道になるため、なおさら注意が必要だ。





延々と続いていく道…それも泥道だ。



2007年からは特に安全面に留意しているらしく、よりマウンテンバイクツアーを楽しんでもらえるよう、車やバスなどの交通量などをかなり制限している。

ただ、ほとんどすべての旅行会社が取り扱っているため、なかには自転車の整備をきっちりとしていないような会社が存在しているとのこと。複数旅行会社を巡ってみて、値段の相場と雰囲気を掴んでから申し込むようにしたほうがいい。

危険度からなのか「地球の歩き方」には掲載されていない。参加する価値はあると思うが、あくまで自己責任で。

デスロード参加者で記念撮影
《大日方航》

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