ドライバーには4度のINDY500出場経験がある松田秀士選手を迎え、オリジナルデザインの『Mazda MX-5(日本名 マツダ ロードスター)』でレスポンス編集部初となるレース出場です。
グローバルMX-5カップは2006年にマツダのサポートで始まった世界同一仕様車、世界統一ルールで行われるワンメイクレース。日本では今年から全5戦のシリーズ戦として始まり、国内レースですが世界同一仕様車を利用するため、MX-5は2.0リットルエンジンを搭載した北米仕様の左ハンドル車になっています。
MX-5をパッと見た感じは現行のロードスターですが、運転席上の専用ロールケージを始め、専用パーツでカスタムされたレース専用車の“カップカー”として製作されています。車体価格は788万4000円(税込)。
メディア枠で出場するレスポンスチーム(No.57)。オリジナルデザインのMX-5で走るため、カーラッピングをYMG1(本社・墨田区)に依頼しました。ラメ入りのラミネート層でホログラム調に仕上げられた車体には「Response.jp」「e燃費」「Spyder7」「CYCLE」などイードの運営する各サイトのロゴが散りばめられました。そんなレスポンス号が曇り空のもとサーキットを爆走することに。
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第3戦にはレスポンスチームの他に、成長著しい20歳の吉田綜一郎選手がハンドルを握るCircuit WOLF&KOTA(No.740)など全11チームがエントリー。マツダ本社のある広島県からもHIROSHIMA MAZDA(No.84、桧井保孝選手)が参戦しています。
この日はレスポンスチームに強力な応援団も駆けつけました。オリジナルWEB漫画『いにしゃるR』の主人公・櫻田玲紋(さくらだ れもん)ちゃんたちです。
5月に実施された『いにしゃるR レースクイーン・コンテスト』で優勝した遠藤香さんがリアル玲紋ちゃんに扮し、オリジナル衣装で登場。さらに鈴木あかりさん、浅香ななみさん、斎藤みどりさんも加わり、豪華4名のレースクイーンで会場を盛り上げました。
遠藤さんはレスポンス号を見て、「綺麗でかわいいです! 松田選手に今回のための特別仕様だと教えていただいて、スゴいなと思いました。ああいったデザインはあまり見ないので目立ちますね!」と目を輝かせます。
レースは午前中に予選、午後に決勝です。松田選手は8番グリッドと後方からのスタートとなりました。
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決勝は45分と短いレース時間でしたが、レスポンス号は後半に追い上げます。4位でゴールを迎えましたが、独走していたT-MAN BROS oilの今村大輔選手(No.5)がペナルティーを受けたことでレース後に30秒のタイムが加算され、繰り上げで松田選手が3位に浮上。リアル玲紋ちゃんの祈りが届いたのかレスポンスチームは表彰台を獲得!
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「こんな位置にいられる状況ではなかったのですが結果が出ました。(メディア枠のため)賞金はなかったけど嬉しいです!」と松田選手は遠藤さんたちと喜びを分かち合いました。「レース時間が倍あったらよかった」と悔しさも見せましたが、「非常に面白いレース。もっと参加台数が増えるといいね」と今後に期待を寄せます。
優勝したのは吉田選手。シリーズ初制覇に喜びが隠せません。会場には『サーキットの狼』で知られる漫画家の池沢早人師(さとし)先生も応援に駆けつけており、「先生が来るときはレースの結果が良くなるんです。今後も毎回来てもらいたいくらい」と笑いを誘い、残り2戦でシリーズチャンピオンを目指します。
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遠藤さんのリアル玲紋ちゃんデビューには『いにしゃるR』を描くHikaru先生も立ち会いました。オリジナル衣装は「玲紋ちゃんらしさと夏らしさを意識して、元気でかわいい感じ」に自らデザイン。リアル玲紋ちゃんとなった遠藤さんを前に「感無量です。イメージ通りのものになり感動しています」と感慨にひたり、目を細めます。遠藤さんは「R」がデザインされたカチューシャを気に入っていました。
今後の『いにしゃるR』の展開ですが、「遠藤さんの出番も考えています。今後の伏線として第5話にちょっと描いています」と教えてくれました。実はレース現場の知識は持っていないHikaru先生。「まったく知らない分野なので、知らないなりに好きなことをやろうと思っています」と苦笑い。
レスポンス号については「すごく目立ってかっこいい。サイケ(デリック)な感じで、地味なものより、こういうものが好き」と話し、レースの合間に熱心にカメラを向けていました。そして遠藤さんたちと「R」のポーズも披露。
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レスポンス編集部にとって初のレース参加となったグローバルMX-5カップジャパン第3戦は、松田選手の3位で幕を閉じました。次のレース参戦予定はまだありませんが、またリアル玲紋ちゃんとともにサーキットに登場する日が来ることを期待しましょう。