懐かしさあふれるヒストリックカーから現代のスーパーカーまで、国内外の名車が集まるゴールデンウィークの恒例イベントだ。今年も「フェラーリ・カップ」や「ロードスター・パーティレース」、「JAF筑波スーパーFJ選手権」など多様なプログラムが用意され、来場者たちはフィナーレを目に焼き付けていた。
フェラーリは『F40』や『F355チャレンジ』が登場し、コースを走るとフェラーリサウンドを筑波の空に響かせる。何十台もフェラーリが並ぶ姿は圧巻で、シャッターを切る姿も途切れることがなかった。
ロータスは『ヨーロッパスペシャル』や『エリーゼ』、ポルシェなら『911』シリーズなどが並ぶ。どのクルマからもオーナーの愛着が感じられ、磨き上げられたボディが太陽の光を受け止めていた。
茨城県神栖市にある「池沢早人師・サーキットの狼ミュージアム」による出張展示も常に人が集まっていた。真紅の『ヤタベRS(ディノ・レーシングスペシャル)』と黄緑のランボルギーニ 『カウンタックLP400S』はひときわ目を引く存在感を放つ。
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レスポンスも3年連続で出展し、お楽しみ企画の一環として『いにしゃるR レースクイーン・コンテスト』を実施して盛り上げた。オリジナルWEB漫画『いにしゃるR』の主人公・櫻田玲紋のレースクイーンという設定を活かして、リアル玲紋を発掘するプロジェクトには3人の女性が参加。遠藤香さんがグランプリを獲得し、作者のHikaru先生から似顔絵がプレゼントされた。
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また、レスポンスブースではボルボ新型『XC90』のプラグインハイブリッド車『XC90 T8』とトヨタ『プリウスPHV』、エアロパーツメーカー「DAMD」のカスタムカー展示などを行なった。
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イベントを締めくくったのは、クルマでの来場者なら誰でも参加できるパレードランだ。マツダ『コスモスポーツ』を先導に、有終の美を飾るかのように走るクルマたち。最後はホームストレート前に整列し、名残惜しそうに記念撮影。
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15年ほど前から毎年参加してきたケータハム『スーパー7』のオーナーは閉幕について「ちょっと寂しい感じがするけど…」と声を落としたが、「(来年の)5月5日はまたイベントをやる予定と聞いているので楽しみにしています」と期待を寄せる。本イベントは『オールドナウ・カーフェスティバル』としての開催は今回で最後になるが、新たな一歩を踏み出して生まれ変わる計画があるという。ひとまずの区切りとして、今後の発表を待ちたいところだ。