サッカーフランス代表のディディエ・デシャン監督が、イングランド代表との親善試合に3-2で勝利したあと、決勝点を決めたウスマン・デンベレを賞賛した。
前半9分にハリー・ケインのゴールでイングランドに先制を許したフランス。前半のうちに逆転して2-1で折り返すが後半の立ち上がり、エリア内で相手選手を倒したとしてラファエル・ヴァランがレッドカードをもらう。さらにPKも決められフランスは数的不利の状態で追いつかれてしまった。
このピンチにチームを救ったのがデンベレ。キリアン・ムバッペからボールを受けると右足を振り抜き、グラウンダーのシュートが決勝点になった。
決定的な働きを見せたデンベレにデシャン監督は、「デンベレはたくさん走ってくれた。それができる選手だ。前へ行く意欲を持っていて、ある意味自由な位置でプレーしていた」とコメントしている。
「11人いたときには彼はほぼ右サイドのFWとしてプレーし、たびたび中央にも入っていた。10人になってからも彼は重要な存在だった。必要があるときにはキリアンを助けてくれた」
ムバッペとのコンビはスピードがあり、イングランドのタフだがスピードはない守備を苦しめていたとデシャン監督。若いふたりに今後の可能性を感じていた。
《岩藤健》
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