阪神のメッセンジャー、リーグトップ7勝目も反省「我慢の一日だった」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

阪神のメッセンジャー、リーグトップ7勝目も反省「我慢の一日だった」

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野球ボール イメージ
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阪神のランディ・メッセンジャーがリーグトップの7勝目を挙げた。6月8日に京セラドームで行われたオリックス戦に先発して5回2/3を投げ、6安打2失点で勝利投手になっている。

制球に苦しんだメッセンジャーは初回2アウトから安打と四球でランナーを溜め、小谷野栄一に先制の適時打を打たれる。二回の攻撃で味方が追いついてくれたものの、相変わらずメッセンジャーは制球が定まらず苦しい投球。この回までに58球を要した。

それでも要所を締めて失点は防いだことにより阪神にも勝機が生まれた。五回に鳥谷敬が二塁打で出塁すると、相手投手ブランドン・ディクソンの暴投によりランナーが三塁へ進んだ。

「鳥谷さんがチャンスを作ってくれたので、外野フライでも一点という気持ちで、前に飛ばす事だけを考えて」打席に入った中谷将大。7球目のカーブをとらえて勝ち越しの適時打にした。貴重な一打に「緩いボールを我慢して打ち返す事ができた」と本人も喜んだ。

追加点がほしい阪神は六回に好機で福留孝介が期待に応える。2アウト三塁で打席に入ると二遊間を抜ける中前への適時打。六回に1点を失った阪神だが、福留の適時打が決勝点になり3-2で勝利した。

25打席ぶりの安打が値千金の一打となった福留は、「追加点のほしい場面だったし、みんなが形を作ってくれて回って来た打席だったので、後ろにつなぐこと、走者を返すことだけ考えて打った」とコメントしている。

セ・リーグ単独トップの7勝目を挙げたメッセンジャーだが、試合後は「立ち上がりからボールが高く、コントロールすることに我慢する一日だった。ファールで粘られ球数も多くなって、六回は自分のコントロールミスで甘くなったところを打たれてしまった」と反省。守備のビッグプレーにも救われ、野手に感謝しているとした。


競り勝った阪神にファンからは、「調子いいですね。今年は、ひょっとするとひょっとするかも」「関西ダービー勝ち越し!やったー!!」「これで交流戦3カード連続勝ち越し!」「今日みたいな競った試合の勝ちは大きい」と喜びの声が寄せられている。
《岩藤健》

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