欧州サッカー3ヶ国のカップ戦決勝、ダ・ゾーンがすべてライブ放映

スポーツライブストリーミングサービス「DAZN（ダ・ゾーン）」は、5月27日（土）（日本時間28日早朝）に同時開催されるFA Cup、DFBポカール、コパ・デル・レイの欧州サッカー3ヶ国のカップ戦決勝すべてをライブ放映する。

カップ戦決勝は、イングランド、ドイツ、スペインの各国で行われる。キックオフの日本時間は、FA Cup 25:30、DFBポカール 27:00、コパ・デル・レイ 28:30。ダ・ゾーンでは、英プレミアリーグや独ブンデスリーガなどサッカーリーグにデータを提供しているスポーツデータカンパニー「Optaデータ」を活用したカップ戦決勝の見どころを発表している。

プロ・アマ関係なく出場資格があり、700を超えるイングランド中のサッカーチームが参加するFA Cupは、ロンドンを拠点にするアーセナルとチェルシーによる決勝が行われる。2016-17シーズンのプレミアリーグを制覇したチェルシーがコンテ監督のもと、シーズン2冠を狙う。

Optaによると、両チームの今季のリーグ戦での対戦成績は1勝1敗で互角。過去のFA Cupにおける対戦戦績は8勝6分け6敗で、アーセナルが勝ち越している。ベンゲル監督就任以来、FA Cupのすべてのチェルシー戦でアーセナルが得点している。また、チェルシーは2009年を最後にFA Cupでアーセナルに勝利できていない。FA Cupの戦績では、アーセナルが有利と言えそうだ。

DFBポカールでは、ドルトムントとフランクフルトが対戦。ドルトムントは2012年を最後にタイトルから遠ざかり、2014年から3年連続でDFBポカールの決勝に進出するも敗退しているため、今季のカップタイトルは逃すことができない。一方のフランクフルトは、決勝進出は2006年ぶり。今季リーグ戦を11位で終え、優勝すればUEFAヨーロッパリーグへの出場権が獲得できることもあり、DFBポカールは獲得したいタイトルだ。

Optaによると、ドルトムントの注目選手であり、足の速さで多くのゴールを決めてきたブンデス得点王オーバメヤンのトップスピードは34.19km/h。30メートル走なら、ウサイン・ボルトより早いといわれている俊足ぶりでカウンターを狙う。対戦相手でチーム内得点王のファビアンも俊足の持ち主で、トップスピードは33.04km/h。スピードの差が僅かしかない2選手の走力による点の奪い合いも、見どころになりそうだ。

スペイン最古のサッカー大会であるコパ・デル・レイ（スペイン国王杯）では、バルセロナとアラベスが対戦する。バルセロナは、優勝回数28回で現在2連覇中。アラベスと相性がよく、過去のリーグ戦・カップ戦を含めて16勝5分け5敗の成績を収めている。全26試合で、バルセロナが奪ったゴールは67。アラベスに許した失点は26点となっている。アラベスは、スペイン2部と3部を行き来し、今シーズン1部に復帰したばかり。カップ戦では、クラブ創設96年で初めて決勝進出を決めた。

Optaによると、チームの強さを示す一つの指標となる「チーム内の全選手の移籍市場での金額を合計した値」は、バルセロナが推定市場価値 7億5800万ユーロ（946億3000万円）。一方、アラベスは6200万ユーロ（77億5000万円）しかない。バルセロナは、群を抜いてオフェンス選手の平均移籍金が高く、7160万ユーロ（89億4000万円）となっている。

また、バルセロナのエースであるメッシは、今季53得点を挙げている。90分の試合を15分単位で6分割したところ、46～60分に53得点のうちの14得点が集中していることがわかった。メッシが得点を量産する後半立ち上がり「メッシタイム」が見どころと言えそうだ。

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