ん?

RUN in Paradise?

GUAM?
グアムか~……

めちゃくちゃ眠い
現地時間で25時にグアムにたどり着きました。
なぜこんなに不機嫌かというと、機内で『シン・ゴジラ』を見ていたのですが、ゴジラが凍結したと同時に私のスマホもかたまったため、ラスト5分を見れないままグアムの地に到着したからです。
あの後ゴジラはどうなったのでしょうか。教えて、石原さとみ。

あと6人は泊まれそうな大きさ
ダブルベッドが2つあるというアメリカンサイズのツインルームに1人で泊まります。たぶんあと6人は泊まれる。超眠いので寝ます。おやすみなさい。
朝起きてカーテンを開けると…

海ー!!!!
喜々としてベランダに出ると…

蒸しあつー!!!
さすが南国。新年度になり、身も心も疲労で冷え切っていた私にとっては、とても心地よい暖かさ。シンゴジラの怨念は寝て忘れました。

「Hafa adai」は“こんにちは”を意味します
早速EXPOに向かいます。

アメリカですが、日本人専用受付があります

参加賞のTシャツのサイズを選択中

無事ゼッケンとTシャツを受け取りました

グアムマラソンのEXPOは小規模であり、各ブースでもらえるノベリティがやたらと豪華なのが特長です。傘やタオル、謎のフリスビーももらいました。中は冷房が効いていて快適。室内と外との気温差が激しいので上着は必須です。

目当てのグッズがあるなら1日目に確保しておくことがおすすめ
参加賞でTシャツはもらえますが、ドライ素材のものがほしかったため、海外にて初ショッピング。

初っ端からクレジットカードが使えない悲劇。結局現金で購入しました。

高橋尚子さんによるランクリニック。レーウ前日のEXPOでは大盛況

ステージではアンバサダーの高橋尚子さんのクリニックや現地住民による民族ダンスや歌などが披露されます。イケイケな南国っぽい音楽が会場内に鳴り響きます。
フォトブースもたくさん。


完全に浮かれている
海外から来る参加者は、金曜の夜かレース前日の土曜に来る方が多いので、EXPO1日目の金曜日の午前中はかなり空いています。


ミス・グアムと
会場にいる美女と写真が撮り放題です。南国!美女!最高!
高橋尚子さんの日本語全開(たまに英訳)のランニングクリニックを聞いていれば、もう時間は16時。

■圧倒的な疲労感
25時にホテルに着き、アメリカンサイズな部屋をインスタにあげまくっていたらいつの間にか27時。南国に興奮しすぎて意識を手放したのが28時。起きたのが7時。
1日6時間以上は寝ないと生きていけないと嘆く編集部員に、「私は1時間寝れれば全然大丈夫ですけど!!」とドヤっていた午前中の自分を殴り倒したいです。
めちゃくちゃ眠いので身体を動かすことにします。フィットネスバイクをひたすら漕いで勝負するブースがありました。元運動部の編集部員2名によるガチ勝負です。

写真のブレから伝わってくるガチ感。スタッフの人がノリノリで応援してくれます。これぞグアム。温かいのは気候だけじゃない。
ちなみに負けました。折りたたみ式のフリスビーもらいました。あとでビーチで投げます。半日もいれば目をつぶっても歩けるくらいEXPOを知り尽くせるので、少し外を散歩してみようと思います。

EXPO会場を出てすぐのビーチ。人もそこまで多くなく、ゆったりと海を楽しめます。

なんといっても、水温があたたかい
EXPO会場となっているPacific Island Club(以下PIC)を出て、道路を挟んだ反対側にはスーパーマーケットがあります。


アメリカならではの実弾射撃場も
恰幅のいい店員さんが笑顔で話しかけてきてくれましたが、実弾射撃に興味があるものの腰が引けたので断念しました。

TOKYO…?
グアムは日本語パラダイスなので、私みたいに「Thank you」しか言えなくてもなんとかやり過ごせます。お酒を買いに行ったら「身分証ミセテクダサーイ」と言われました。ちなみにグアムは21歳から飲酒可能なのでご注意を。

おなじみの日本製のカップ麺も
日本よりも高いですが、日本製品も売っているので安心です。なに、グアムめっちゃ過ごしやすいじゃん…
時間は夜7時。まだまだ夜はこれからですね。よし、明日のために1人決起会するぞ!
スタッフ「では、明日は朝4時スタートなので」
ヤマモト「え…?今なんて…?」
スタッフ「朝4時スタートなので」

現在1時。ありえない。こんな時間に起きて21km走るなんて正気の沙汰じゃない。当然こんな真夜中にレストランはやっていないので、前日に朝ごはんを調達しておきました。

99セントのカップラーメン
しかし、グアムのコンビニは日本食が高いのでコスパ重視でカップラーメンを購入。レース前にラーメンって大丈夫なのかな…と不安になりながら、深夜に麺をすすります。
ハーフマラソンのスタートは4時ですが、仕事なので3時のフルマラソンスタートはしっかり取材したいと思います。
時刻は深夜2時30分。辺りは寝静まる夜中…。

すごい爆音。

スタート地点では、ファイアーショーやらDJやらが行われ、爆音に爆音を重ねています。住民たちは寝れているのでしょうか。
それにしても…

だいぶゆっくりと並びます
スタート10分前なのにゆったりすぎる時間の流れ。5分ほど前になってようやくランナーたちが整列をはじめます。スタートブロックも決まっていないので、早く並べば先頭でスタートできますし、ゆっくり並んで後ろの方からスタートすることも自由です。緩いグアム。眠い私。

高橋尚子さんのスタート合図にてフルマラソンスタートです。スタート前は緩いですが、マラソンはガチです。参加人数も少ないので、あっという間に皆闇の中に消えていきました。
私もそろそろ走る準備を。
朝4時。日本時間だと3時。勢いでここまできましたが、はて私はなぜこんな時間にマラソンを…?と湧き出てきた疑問を振り切るかのようにしてハーフマラソンのスタートを切りました。よし!!海見ながら優雅なマラソンするぞ!!!なんせRUN in Paradiseだからね!!!


真っ暗すぎる。
パラダイス感が全然ないんですがどういうことでしょうか。青い空と照りつける日差しと青い海はどこに…?
皆淡々と闇の中を走ります。

右側はたぶん海
パラダイスはどこにあるのでしょうか。

ベビーカーを押しながら走るパワフルママも

カメラを向けるとノッてくれる現地の応援団
日本の都市マラソンに比べて、沿道の応援はかなり少ないですが、1人あたりの応援量が半端じゃない。そして真夜中にも関わらず、爆音がすごい。まるで異世界に迷い込んだかのような感覚。日本では体験できないですね。

やけくその笑顔。
とにかく蒸し暑いので、給水所では半分飲んでもう半分は首にかけます。9km地点ではフルマラソンとともにスタートした高橋尚子さんが!

フルマラソン参加者とともにスタート地点を去った高橋尚子さん。10km地点にてハーフマラソン参加者を応援
ランナーたちとハイタッチをしたり、一緒に写真を撮ったりしていました。アイドル並みのサービス精神です。私も高橋さんとハイタッチをして残り半分を頑張ります。

だんだんと空が明るくなってきた…
にわとりが、そこかしこで朝を知らせてくれました。大丈夫、私の中ではもうだいぶ前から朝です。

ようやく姿を現した海

朝焼けが綺麗
闇の中を走っていたので、日が昇ってきたことにめちゃくちゃ感動しましたが、見えてはいけないものもはっきりと見えてきます。

なかなかの坂。ラストになかなかしんどいです。もう早く寝たい。坂を登りきればもうあと1km…

二重の虹
夜明け前に少し雨が降った影響か、なんとゴール直前で大きい虹を拝むことができました。ちょっとパラダイスっぽい…

ゴールが見えてきました。空はもう真っ青。快晴です。

最後にグアムのパリピたちと写真を撮りました。パリピに送り出され、あと50メートル。

ゴール!


目の前は海!!
この瞬間を待っていた…!

ここがパラダイスですね。夜中から走り続けてようやくパラダイスにたどり着けました。パラダイスを走っていたというより、パラダイスに向かって走っていたと言っても過言ではない。

オフィシャル素材デビュー 提供:ユナイテッド・グアムマラソン
今までのつらさが海の気持ちよさのためだったとすれば、もう本望です。

ユナイテッド航空の搭乗券を持っていくと、ビーチにある当社のブースにて手厚いサービスが受けられます。軽いケータリングやマッサージなど、マラソンで疲れ切った身体を存分に癒してくれます。
ユナイテッドグアムマラソン2017
— CYCLE-やわらかスポーツ (@cyclestyle_net) 2017年4月21日
表彰式にて、サプライズプロポーズが!
お幸せに#ユナイテッドグアムマラソン2017 pic.twitter.com/Twh8oedQKO
なんと、入賞したランナーが表彰式で公開プロポーズ!お幸せにと思いながら写真を撮りまくりましたが、なんと全部逆光でした。
プロポーズからバーベキュー、海ともう完全なるパラダイスです。ありがとうグアム。ありがとうマラソン。

水着持って来ればよかった…
グアムは本当に楽園だった。
そして、今の時刻は9時。まだまだ1日は長い。
よおおおおし!遊ぶぞおおおおおおお!

足めっちゃ痛い。