ボルシア・ドルトムント(ドイツ)のトーマス・トゥヘル監督は、モナコ(フランス)に敗れたUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグのあと、後半に追い上げた選手たちの根性を称えた。
前日にチームバスを狙ったとみられる爆発事件があったドルトムント。選手たちにも動揺が残っており、ベストな戦いをできる状態ではなかった。
「サブの選手を選ぶことはできなかった。若い選手には精神的なダメージがあったからだ。だから今日はフィールド選手を15人だけ連れてきた」
ドルトムントは前半19分、同35分に失点して2点ビハインドで後半へ折り返した。トゥヘル監督は最初の失点シーンはオフサイドだったと、判定に不満を漏らした。
「最初の失点はオフサイドだったし、2点目はオウンゴールだった。あれはオフサイドだ。このレベルのサッカーで、どうしてあれが見逃せるんだ。すべてが我々に悪いほうへ働いた」
それでもチームは香川真司の1ゴール、1アシストの活躍もあり後半に2点を返した。
「選手たちが素晴らしいプレーを見せてくれたので後半は我々が勝った。残念ながら1点を追加されたので、引き分けではなく負けになってしまった。セカンドレグは難しいものになるだろう。だが後半に選手たちが見せた感情と根性は素晴らしいものだった」
《岩藤健》
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