レース直前となる7日、2000年シドニー五輪女子マラソン金メダリスト、大会アンバサダーの高橋尚子さんが、同大会のエキスポで行われたトークショーで参加するランナーにエールを送り、走り方のコツなどをレクチャーした。
深夜3時という暗闇の中でスタート。直後に訪れる長い坂、独特の蒸し暑さ、闇に浮かぶ星空、海岸沿いの美しいコースを堪能しながら浴びる朝日…。日本では味わうことのできない経験をすることのできるグアムマラソン。
高橋さんは「日本ではまず味わえない大会です。深夜3時から走るという大会がまず日本ではないし、終わったあとの爽快感も違う。ゴール地点には海があり、レッドカーペットが引いてあってそのまま海に飛び込めます。こんな大会はグアムだけです」と大会の特殊性についてにこやかに話していた。
日本から3時間半のフライト、時差も1時間。手軽に走れて特別感も味わえる。大会アンバサダーである高橋さんが完走者をゴール付近で出迎えてくれるというのも日本人参加者にとっては嬉しい思い出となるはずだ。
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吸水方法をレクチャーする高橋尚子さん