【小さな山旅】風神の穴をさがせ!…茨城県・竜神山(3) | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【小さな山旅】風神の穴をさがせ!…茨城県・竜神山(3)

オピニオン コラム
染谷神社脇の屏風岩。ここに風神の穴があるらしいが…
  • 染谷神社脇の屏風岩。ここに風神の穴があるらしいが…
  • ヒントは、神社のすぐ近く…
  • しめ縄が大ヒント!ぜひ、自力で探してほしい
染谷佐志能(そめやさしの)神社の本殿脇には、壁のように切り立った屏風岩がある。この屏風岩に、ちょうど指が入るくらいの小さな穴が二つ、不自然なくらいに綺麗に丸く空いている。

この穴から雲が吹き出し、雷雨をもたらしたという伝説がある。また、この穴に指を入れると、雷鳴が鳴り響くまで指が抜けなくなるという、ちょっとホラーな“いわく”もある。

竜神山に登る前に、山について調べていると、必ず風神の穴についての記述があった。これは一度見てみたいと思い、染谷佐志能神社に到着するなり、いの一番に風神の穴を探した。

ヒントは神社のすぐ近く…

けれども、風神の穴は見つからない。検索したネットの記事にも「屏風岩に風神の穴がある」とは書かれているが、その詳細が書かれていないのだ。風神の穴についてはあちらこちらのページで書かれていたから、それなりに有名で、きっと穴の近くには「風神の穴」と書かれた石碑でもあるのだろう…と思っていたが甘かった。小一時間ほど本殿脇の屏風岩周辺をウロウロして探してみたが、どうしても見つからないのである。

「あるはずなのに、見つからない」

風神の穴を探していて、昔読んだ「ウォーリーをさがせ!」というイギリスの絵本を思い出した。本の見開きに描かれた大勢の人ごみの中から、ウォーリーというキャラクターを探し出して遊ぶという絵本で、1987年に出版されてから、日本だけでなく世界中で大ブームとなった。

ウォーリーは、見開きのどこかに必ずいる。

でも、簡単には見つからない。「見つけた!」と思ったら、ウォーリーのまがい物(ウォーリーと同じ服装をしたキャラ)であることもしばしば。このヤキモキした気持ちと、友人より先に見つけないと!という焦り、そして、先に見つけて得られる優越感がたまらないのである。

風神の穴に対しても、「ウォーリーをさがせ!」を読んでいた時と同じ感情がわいた。神社の一定のエリアにあるはずなのに見つからないヤキモキ感(しかもウォーリー同様に似たような穴はあちらこちらにある)。

夕方までには下山して家に帰ってゆっくりとしたいから、早く見つけねばという焦燥感。ネットの記事には「風神の穴があるはずなのに、見つからなかった」という記載が多かったので、もし風神の穴を見つければ優越感も得られるに違いない。

だが、いくら探せどふたつの穴は見つからず。仕方なく、一度家に帰って、情報を整理することにした。ネットの海をさまよい続けること数十分。ついに、場所の詳細が書かれたページがヒットした。

しめ縄が大ヒント!ぜひ自力で探してほしい

その情報をもとに後日、染谷佐志能神社に再訪すると、あっさりと風神の穴は見つかった。しかし、風神の穴を見つけたのはいいが、得られるはずの優越感や、達成感は得られなかった。

ウォーリーを探す時も、先に友人から答えを教えてもらっては、面白いはずのものが途端につまらなくなってしまう。風神の穴探しも同じであった。

風神の穴は、「自分の力でやり遂げることの大切さ」を教えてくれた。「ウォーリーをさがせ!」の著者であるマーティン・ハンドフォードが子ども達に伝えたかったことが、四十間近になってようやく分かった気がした。
《久米成佳》
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