岡崎慎司の所属するレスター・シティ(イングランド)は3月14日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグでセビージャ(スペイン)に2-0の勝利を収め、2戦合計スコアでも3-2と逆転して準々決勝進出を決めた。
前半から激しくプレスを仕掛けセビージャに自由なプレーをさせなかったレスター。試合後のインタビューで岡崎は、事前にセビージャと同じリーガ・エスパニョーラのエイバルでプレーする乾貴士から、セビージャ攻略法を聞いていたと明かした。
「最近のセビージャを見ていたらチャンスがあるのではと思った」と岡崎。乾と話している中で「セビージャなら行ける!」と盛り上がったそうだ。乾との会話で自信を持ったセビージャ攻略法とは、試合で実践したようにプレッシャーをかけること。
「プレッシャーをかければけっこう慌てると聞いていた。自分が(プレッシャーを)かければ相手が余裕を持てなくなるというのは手に取るように分かった。あそこでドリブルを仕掛けてこられたら嫌だったが、エンゾンジなどはそういうプレーヤーではなかった。ナスリはそういういところがあったが、そこまで機敏ではなかった。抜かれることはなかったので、そこは大きかったかなと」
立ち上がりからハードワークを続けたレスター。体力の消耗とともに集中力も切れそうになる瞬間があったが、そういうときこそ岡崎はいち早く察して前線からプレスを仕掛けたと振り返る。
「一番気をつけたのは、みんな(の集中力)が切れそうになったときに僕が前に行って、相手に余裕を持たせないようにした。すごく微妙なところですけど、味方が止まったと思ったら自分が行って相手にボールを蹴らせるというか、ボールを持たせない。それは(試合を)通してやったかな」
《岩藤健》
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