つば九郎、心を傷つけている人も…震災から6年「えらいひと」に早期復興求める | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

つば九郎、心を傷つけている人も…震災から6年「えらいひと」に早期復興求める

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野球 イメージ(c)Getty Images
  • 野球 イメージ(c)Getty Images
  • 2013年の宮城県南三陸町
  • 2014年の宮城県南三陸町
  • 2012年の気仙沼大島。観光地だけに美しいビーチのそばに、かつては民宿が軒を連ねていたようだ
ヤクルトスワローズのマスコット・つば九郎が3月11日、ブログを更新。東日本大震災から6年が経ち、被災地の復興を願っている。

この日は「3・11」とエントリー。震災から6年が経過して「まいとし、ききます。とうほくのみなさん、きょねんよりえみふるはふえましたか?きょねんから、なにもかわってないところもあるようですね」とつば九郎は、被災した人々は本当の笑顔は取り戻せているかと疑問を投げかける。昨年も同様の疑問をブログに書いていた。

「いまだに、こころないひとことで、こころをきづつけてるひとも…」とつば九郎。現在も約12万人が避難生活を強いられ、東京電力福島第一原発の事故で福島県外に避難している子どもがいじめられる問題も伝えられている。

「おれないでください。くじけないでください。まえをむいてください。ひとりじゃないってことを、わすれないでください!」と励ますつば九郎。「じぶんたちでできることを、むりせずやりつづけましょう」と継続した復興支援を誓い、呼びかけている。

「わすれちゃいけない。まけるもんかにっぽん。とうほくのみんな~がんばっぺ。そして~がまだせくまもと!!!」と昨年4月に発生した熊本地震の被災地も含め、「こころをひとつに」とメッセージを寄せた。

最後に、「えらいひとへ」と復興を指揮する人へ、「1にちでも、はやくみんながこうして、おひさまとむきあえるひがきますよう、よろしくおねがいいたします」とし、太陽の光を浴びる写真を投稿。早期の復興を訴えブログを締めくくった。

ブログにファンからは、「まだまだ復興とは名ばかりの所が多いと聞きます。なのに、風化は避けられない状況のようです。忘れてはならない」「震災によって子供たちにまで大人の世界のギスギス感が影響していることに心を痛めています。人を思いやる心、みんなでえみふるになる楽しさを子供たちに伝えていきたい」「3.11 私も親類を亡くしました。その人がいた場所…昔遊びに行っていた場所は、いまだ復興とは言えない状態のままだそうです」「震災を経験した方々にその人なりに少しでもえみふるが増えますよう私も祈ります」などの声が寄せられていた。

2011年3月11日午後2時46分、三陸沖の宮城県牡鹿半島の東南東130km付近で、深さ約24kmを震源とするマグニチュード9.0の大規模地震が発生。1万8400人あまりの死者・行方不明者が出た。丸6年経過したが、被災地はまだ復興半ば。つば九郎の願いが届くことを期待したい。
《桜川あさひ》

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