UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグ、アーセナル(イングランド」)はバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)に大敗し、7年連続のラウンド16敗退が濃厚になった。
後半に守備が崩壊して4失点を喫したアーセナル。完敗にアーセン・ベンゲル監督の退任を予想する声が高まっている。現役時時代にマンチェスター・ユナイテッドでプレーした、元フランス代表DFミカエル・シルヴェストル氏はベンゲル監督のアーセナルでのキャリアは、彼が思い描く最高の終わり方をしそうにないと話す。
「彼は常に契約にサインするのに時間をかけてきた。おそらく今回も同じことだろう。彼は状況を評価しているんだ。彼はうまくやっていってハイな気分で終えたいと思っているが、そうはなりそうにない」
1990年代後半から2000年代初頭にかけて、アーセナルに数々の栄光をもたらしたベンゲル監督。しかし、近年は安定した成績こそ残すもののリーグ制覇からは遠ざかり、マンネリを打破するためにも新しい風を吹き込むべきとの声が絶えない。
厳しい批判を受けるベンゲル監督だが、シルヴェストル氏は同じように選手も批判されなければならないと言う。
「監督を非難するのは簡単なことさ。でも試合をするのは選手たちであり、高い給与を受け取って期待も受けている。だからいつでも監督ばかりを批判するわけにはいかない」
《岩藤健》
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