中国スーパーリーグやイングランド・プレミアリーグからのオファーを認める一方で、バイエルン・ミュンヘン残留を宣言したドウグラス・コスタ。移籍の噂にカルロ・アンチェロッティ監督が言及した。
2015年夏にバイエルンへ加入したコスタ。移籍初年度から強い印象を残すことに成功したが、今シーズンは出場機会が減っている。監督交代やフランク・リベリー、アリエン・ロッベンの復活などいくつかの理由はあるが、この待遇に不満を募らせているのではと注目されていた。
ドイツ紙『ビルト』が掲載したインタビューでコスタは、「中国からはビッグオファーがあった。具体的なクラブ名は明かせないがイングランドやスペイン、フランスからも接触してきた」と発言。取り分けイングランドに興味を示しているようなコメントもあった。
しかし、コスタはバイエルンをリスペクトしており、「いますぐ出て行くということではない。バイエルンが好きだ。このチームならチャンピオンズリーグに優勝できるし、バロンドールだって獲れる」と今冬での移籍はないと断言した。
一方で「現状には満足していない」とも語っており、将来的な可能性までは否定しなかった。
ひとまず残留を宣言したコスタにアンチェロッティ監督は、「コスタはここに残って満足しているし、彼は構想に入っている。それが私にとっても安心材料だ。代理人がどう考えているかは、私にとっては問題ではない。例のインタビューは選手よりも、代理人の意見が出たものだと思う」とコメントしている。
《岩藤健》
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