ペイトリオッツがスーパーボウル制覇、歴史に残る逆転劇 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ペイトリオッツがスーパーボウル制覇、歴史に残る逆転劇

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ニューイングランド・ペイトリオッツ対アトランタ・ファルコンズ(2月5日)
  • ニューイングランド・ペイトリオッツ対アトランタ・ファルコンズ(2月5日)
  • ニューイングランド・ペイトリオッツ対アトランタ・ファルコンズ(2月5日)
米プロフットボールリーグ(NFL)で2月5日、第51回スーパーボウルが開催された。試合は最大25点差を逆転したニューイングランド・ペイトリオッツが、アトランタ・ファルコンズを34-28で破って2年ぶり5度目の王座に就いた。

立ち上がりから試合はファルコンズのペースだった。ペイトリオッツはレシーバー陣にミスが目立ち、クォーターバック(QB)トム・ブレイディもファルコンズのディフェンス陣から受けるプレッシャーに苦しめられた。

前半は3-21のビハインドで折り返す。後半に入っても最初に点を取ったのはファルコンズ。タッチダウンにコンバージョンも決まって3-28まで点差を広げられた。しかし、追い詰められたところから、徐々にペイトリオッツが反撃を開始。第3クォーターのうちに1タッチダウンを返す。

第4クォーターに入って勝負を分けるプレー選択が出たのはファルコンズだった。残り8分35秒で3rd&1からパスを選択。試合展開や残り時間を考えれば無理せずランでいく選択もあったが、ファルコンズはなおも攻めの姿勢を見せる。しかし、このプレーでペイトリオッツのドンタ・ハイタワーにQBサックを許し、さらにファンブルしたボールをリカバーされて攻撃権を失う。

千載一遇の好機がめぐってきたペイトリオッツは、ここまで不調だったオフェンス陣が目を覚ます。直後の攻撃で短いパスを連続で通してタッチダウン。2ポイントコンバージョンも成功させて20-28まで追い上げる。

5分56秒を残して1ポゼッション差まで詰め寄ったペイトリオッツが、史上最大の逆転劇に向けて王者の強さを見せるのに対し、ファルコンズもマット・ライアンがフリオ・ジョーンズへのロングパスを通し流れを取り戻そうとした。

フィールドゴール(FG)が狙える位置まで前進したファルコンズだったが、ここでペイトリオッツがサック。さらにファルコンズは次の攻撃で反則による罰退もあり、FGを蹴ることができなかった。FGが成功すれば2ポゼッション差の場面を防いだペイトリオッツは、直後の攻撃でタッチダウン。2ポイントコンバージョンも成功させて土壇場で試合を振り出しに戻した。


スーパーボウル史上初のオーバータイムに突入した試合は、攻撃権を得たペイトリオッツが最初の攻撃でタッチダウンを決めて歴史に残る大逆転劇を締めくくった。


この激闘にファンからは、「ペイトリオッツ大逆転!興奮やばい」「ただただペイトリオッツが凄かった」「ファルコンズ残念。スゴい試合だった」「すごい試合だったな。ただファルコンズにも勝ってほしかった」「ファルコンズはパス選択からリズム狂った感じだったな」「信じられない。漫画のような展開。ファルコンズ残念すぎる」「ある程度ルールを知っていて、試合の展開を読める人なら誰も想像してなかった結末。ファルコンズは残念だけど間違いなくスーパーボウル史上に残る試合だった」などの声が寄せられている。

《岩藤健》

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