第1セットのフェデラーはファーストサーブが入らず、苦しみながらのキープが続く。ブレークチャンスはワウリンカのほうに多かった。だが、セット終盤にワウリンカのミスからチャンスを得ると、ワンチャンスをものにしてセット先取。
第2セットでは前後の揺さぶりでワウリンカの強打を封じる。フェデラーが2セットを連取した。
このまま試合はすんなり終わるかとも思われたが、2セットダウンからメディカルタイムアウトを取ったワウリンカが、再開後に猛反撃を開始。2セット連取して2-2まで追いついた。
調子を上げてきたワウリンカに対し、第3セットから動きが悪くなったフェデラー。第4セット終了後にメディカルタイムアウトを要求して、試合を仕切り直した。
全豪7年ぶりの決勝進出に向け、最終セットにフェデラーは再びギアを入れ直す。第6ゲームで40-15のブレークポイントを握ると、ワウリンカがダブルフォルトしてブレーク。自身のサービスゲームをキープして勝利した。
理由は不明だが試合途中に自分のプレーが落ち、ベースラインでワウリンカに主導権を握られたとフェデラーは振り返る。
「第5セットではもう一度エネルギーを取り戻さなければならなかった。激しく、もっとアグレッシブに、早いタイミングでボールを打つ。自分を信じて良いサーブを打ち込み、早い段階からタフな展開にしないことを心がけた。結局はそうなってしまったんだけどね」
And @RogerFederer's 99 not out... #AusOpen #Federer https://t.co/bDJmXpnfrb
— #AusOpen (@AustralianOpen) 2017年1月26日
全豪オープンでは優勝した2010年以来の決勝進出となったフェデラー。完全復活の予感にファンからは、「フルセットまでやるとは思わなかったけど、やっぱりレジェンド健在だ」「決勝はフェデラーの全豪通算100試合目だ」「強いフェデラーが帰ってきたのホント嬉しい」「あの厳しいドローを勝ち抜いて第17シードから決勝までたどり着くフェデラー神」「今日の調子だと仮に決勝の相手がディミトロフなら分が悪い。調子を上げてくること期待」などの声が寄せられている。