同社と日本ラグビーフットボール協会は1月、ラグビー日本代表のオフィシャルサポーター契約を締結。イーオンは「公式語学トレーニングサポーター」として選手の英語力向上をめざし、リアルな現場やネットでつなぎ、選手たちに英会話トレーニングを実践する。
締結発表会には、日本ラグビーフットボール協会 坂本典幸専務理事(就任当時 JTBコミュニケーションズ代表取締役社長)や、同社代表取締役 三宅義和社長のほか、 東芝ラグビー部ブレイブルーパスのロック・大野均選手や、パールズ/住友電装のフォワード・齊藤聖奈選手といった日本代表選手も登壇。2017年から実施されるこうした英会話トレーニングについて、二人はこう期待を込めた。
「サポート内容を見ていて、2004年の日本代表のころからこうした英会話トレーニングがあったら、また違う選手生活が送れたかもしれないと思いましたね。たとえば世界試合のあと、ラグビー以外の時間に現地を観光するときなど、英語が話せれば、違ったリフレッシュもできただろうし、メンタル面もいい状態で試合に挑めると思いましたね」(大野選手)
「去年のワールドカップ予選で、英語が話せればなと思うことがあって。レフリーと話すときも、英語が話せる人を介してコミュニケーションをとっていた。今後は、英語を学んでレフェリーと直接、話せるようにしたいです」(齊藤選手)
発表会では、両選手とイーオン講師との“即興英会話トレーニング”も披露。「自由時間は、どこへ行く?」と英語で聞かれた大野は、「パブかな。ワイン、ビールをね」と、齊藤は「音楽をゆっくり聴きたいかな。ジャスティン・ビーバーとかね」と同じく英語で返して見せた。
「自主練のときに、外国人選手に、細かい説明ができたらいいなと思うときが多々ある。実際に外国人に習うことで、発音も学べた。短かったけど楽しかった」(齊藤選手)
日本ラグビーフットボール協会の坂本専務理事は、「レフェリーとの会話ができなくて、ミスコミュニケーションが生まれているのも事実。選手一人ひとり、英語のスキルが上がるよう、イーオンといっしょに取り組んでいきたい」と期待を込めた。
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